1999年4月21日発売
ハイドン:天地創造ハイドン:天地創造
制作・出演
テオ・アダム / ハイドン / ヘルムート・コッホ / ベルリン放送交響楽団 / ベルリン放送合唱団 / ペーター・シュライアー / レギーナ・ヴェルナー / ヴォルフ=ディーター・ハウシルトヴェルディ:レクイエムヴェルディ:レクイエム
制作・出演
ジュゼッペ・パターネ / ホルスト・ノイマン / ボナルド・ジャイオッティ / マルガリータ・リローヴァ / ライプツィヒ放送交響楽団 / ライプツィヒ放送合唱団 / リリアン・モルナール=タラジック / ルイージ・オットリーニ / ヴェルディあなたと夜と音楽とあなたと夜と音楽と
チャーリー・パーカーの流れを汲むアルト奏者、ウッズの新作は、ジャズ・メッセンジャーズ出身の若手ブライアン・リッチを迎えたクインテット。あいかわらずビ・バップに根差したモダン・ジャズをのびのびと演奏している。ベテランの健在を伝える1枚だ。
バラードの夜バラードの夜
昨年発売された女性歌手6人のカップリング盤『ニューヨークのヴィーナス』に2曲フィーチャーされていた本格派の新人。これが初アルバム。ミディアムからスロー中心にゆったり歌うバラード集だが、エリントンの(6)はスキャット入りでスウィンギー。
HEAVEN'S DRIVEHEAVEN'S DRIVE
2曲入りニューEP。タイトル・トラックはHydeのエネルギッシュな歌を活かした躍動感あふれる方向性。(2)は逆にデジタルなビートを用いたロマンティックな感触。飛ぶ鳥落とす勢いに巧みに乗じて音楽的な表情を過激に広げる姿勢が窺える。
ワーグナー:管弦楽曲集ワーグナー:管弦楽曲集
何度となく聴いてきたワルターのワーグナーだが、このCDを再生してビックリ。オリジナルはこれほど鮮烈な音をしていのだ。ブラスの輝き、弦の艶、内声部の明確さ、Dレンジのノビ……DSDマスタリングはすごい。パルジファルのピアニッシモの美しいこと。
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」
まず音質の向上に耳を奪われる。分解能が格段に良くなり、トレモロのさざ波や低弦のうねりがしっかりと聴き取れるのだ。ただ同時に金管の音が生々しく強調されて響くのも確か。ワルターのブルックナーは田舎っぽいが、緩徐楽章の味わいはさすがである。
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集
バロック・チェロが生彩ある響きを奏でると、フォルテ・ピアノがさらに活気のあるフレーズで歌い継ぐ。二人のオリジナル楽器の名手による緊張感にあふれたかけあいの醍醐味。難曲であることを忘れさせてくれる奔放なまでの巧みさ。いま、最高に斬新な演奏。