音楽むすび | 1999年7月1日発売

シンシナティ出身の白人青年4人組ヴォーカル・グループ。ヒット・シングル(1)と、デビュー作からの出世曲となった(3)が優しく繊細なバラードで、(2)は軽快なハウス調ミックス。いずれの曲もリードもコーラスも美しく、一点の曇りもない清涼さが爽快。

『ray』とともに同時リリースという前代未聞の快挙を成し遂げ、もはや誰の追従もゆるさないラルク。(2)(3)(11)などのヒット曲の印象が強く、いささかロック・バンドとしては全体に予定調和的で、冒険性と意外性に欠けた感もあり。(7)が昔のyukihiroしてる。

2枚同時発売となったアルバムのうちの1枚。すでにシングル・ヒット済みの曲を4曲もちりばめた豪華さだが、それらの楽曲に頼らない密度の濃さは特筆モノ。凝りまくりながらもバンド・サウンドに忠実な岡野ハジメのプロデュース・ワークも見事だ。★

解散の決まった彼らのソニー時代の“悪戯”を集大成したベスト盤。未発表テイクものも収録。ジューダス・プリーストやアイアン・メイデンなどNWOBHMの匂い100％な一枚。ここまで突きつめられると脱帽モノです。次なる展開がとても楽しみ。お疲れサマ。

真心ブラザーズの人気曲2曲を、コズミック・ヴィレッジの黒羽康司、SP1200プロダクションズの森俊彦、キュービズモ・グラフィコが夏テイストにリミックス。98年夏の有明レインボー・ステージでのライヴ・ヴァージョンも収録してます。

最高の音で楽しむために！