2000年2月19日発売
R.シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」|ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」R.シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」|ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
近代を代表する華麗なオーケストラ作品3曲をカップリング。スケールの大きな巨匠メータが、名手ぞろいのニューヨーク・フィルから豊穣にして華麗な響きを引き出した、圧倒的な名演。
シェーンベルク,シベリウス,フォーレ:ペレアスとメリザンドシェーンベルク,シベリウス,フォーレ:ペレアスとメリザンド
メーテルリンクの同名の戯曲に基づく3人の作曲家の作品を収録。作曲家の強烈な個性が、同じ素材を全く別個の音楽世界に変容させてしまうことに改めて驚かされる。メータは各々の作品の特徴を踏まえ、持ち前の表現力で劇的性格を力強く描き出している。
アンダルシアのロマンスアンダルシアのロマンス
前橋汀子の小品集。ヴァイオリンのオリジナル曲に限らず、「白鳥」「歌の翼に」「夢のあとに」など、広く他の楽器の名曲までヴァイオリンで弾いている。彼女の演奏は、熱っぽく、かなり個性的だ(少々エキセントリックといえるかもしれない)。
オマージュ・オ・ブルーオマージュ・オ・ブルー
ブルーは宮本文昭のポップス系の時のテーマ・カラーのようで、時々アルバム・タイトルに使われる。彼に言わせるとブルーはヨーロッパの色なんだとか。朝の連ドラ『あすか』のイメージよりもずっとシックで大人の雰囲気。でもほんのり明るいのが彼の魅力。
ベートーヴェン:交響曲題5番ハ短調 作品67「運命」&交響曲第6番ヘ長調 作品68「田園」ベートーヴェン:交響曲題5番ハ短調 作品67「運命」&交響曲第6番ヘ長調 作品68「田園」
もうとっくに演奏しつくされ聴かれつくされたかのような両曲なのに、インマゼールの演奏で聴くと、どこか今までの聴体験をリセットしてくれるような新鮮な面白さと驚きがある。そしてこうした演奏を受け入れて、なおも生き続ける曲のエネルギーも再認識。