音楽むすび | 2000年5月発売

ハード・ロックとブルースのリズムにビートルズ・スタイルのハーモニーがのった不思議なサウンドと、そのテクニカルなプレイが評判の高いミュージシャンズ・ミュージシャンの8作目登場。

ネオ・クラシカル・メタル期待の新星、アット・ヴァンスのセカンド・アルバム。情緒的なギター・プレイ、幅広いレンジをカヴァーする超絶ヴォーカルは思わずガッツポーズをとりたくなる完成度。

現在アメリカで爆発的人気を誇るプロレス団体がWWF。所属のプロレスラーのテーマ・ソングを集めたオフィシャルCDが3枚同時発売になった。本作は昨年末リリースの最新テーマ・ソング集。

モーニング娘。の「恋のダンスサイト」の元ネタで、クラブ・シーンでもリバイバル・ヒットとなった「ジンギスカン」。オリジナル・ヴァージョンはもとより、リミックス・ヴァージョンでも楽しめる。

ハイトーン・ヴォイスが魅力の徳永英明ニュー・アルバム。約1年ぶりとなるこの作品は、スローからアップテンポまでのバラードで構成されている。好評シングル「追憶」「オリオンの炎」収録。

“夫婦演歌”の第一人者、三笠優子のアルバム。ミリオン・ヒットとなったシングル「夫婦舟」の他、長く連れ添うふたりを歌いあげた作品だ。彼女のメリハリある艶やかな歌声が心に響く。

80年代にメジャー・デビューした、ブライアン・マクドナルドの復活アルバム。メロディアスかつ緻密な楽曲で健在さをアピール。全曲にドッケンのギタリスト、レブ・ビーチが参加している。

多くのテクニカル・ギターリストの中でも筆頭にあげられるヴィニー・ムーア、初のライヴ・アルバム。クラシカル・フレーズを炸裂する奏法は、ギターを弾くものの手本として参考になる作品だ。

限界の美音に挑戦し、リアルに録音されたジャズ・ギタリストの新作。低音王、藤原清登のゲスト参加も魅力だ。鋭く斬り裂く藤原の音に、岡安のギターが妙に反応する。異彩を放つ1枚。

今や、カウンターテナーの最高峰と言われる米良の決定盤。彼の創り出す美しくも、はかないバッハの世界を堪能できる。発表が見合わせられた未発表曲も収録されており彼の原点を感じられる。

20世紀日本の誇るモダン・テナー、松本英彦追悼CD。54年のジャズ番組『トリス・ジャズ・ゲーム』の公開放送の中から厳選したセッションを収録。クラブ系リスナーから問い合わせが殺到。

伝説的な多くのステージをこなしてきた経験が、演奏に円熟味を付け加えている。とくに松本の優美なテナーは日本が持ち得なかった余裕と粋な味を十分に伝える。