2000年8月23日発売
ヒューバート・ロウズCTI最終作。抜群なテクニックもさることながら、フルートの音の美しさも際だっている。若き日のデヴィッド・サンボーンのソロもフィーチャーされているのも魅力だ。
『スパイ大作戦』や『燃えよドラゴン』などの映画音楽で知られるラロ・シフリンがCTIに残したとびきりファンキーなアルバムだ。自由な遊び心に満ちたカラフルなアレンジが楽しい。
ラロ・シフリンCTI第2作。クラシックや映画音楽を、ファンキーなジャズ/フュージョン・サウンドにオーケストレーション。アレンジャーとしての手腕が見事に発揮されたアルバムだ。
世界でパティ・オースティンの名をビッグにしたのは、いうまでもなくクインシー・ジョーンズの「愛のコリーダ」の大ヒットである。この76年の作品がソロ・デビュー作で、抜群の歌唱力と表現力、さらには殆どが自作曲であるという才能も既に輝いていた。
パティ・オースティン第2作。デイヴ・グルーシンの好プロデュースを得て、才能が一気に開花したアルバムだ。ラテン・テイストも交えてリラックスしたサウンドをバックに歌唱力がさえる。
制作・出演
ウィル・リー / エロール“クラッシャー"ベネット / チャールス・コリンズ / デヴィッド・スピノザ / パット・レヴィロット / パティ・オースティン / マイケル・ブレッカー / レオン・ペルダーヴィスJr.発売元
キングレコード株式会社パティ・オースティンCTI時代唯一のライヴ・アルバム。ファンキーなナンバーを中心にグルーヴ感あふれる歌が堪能できる。若き日のマイケル・ブレッカーの切れ味鋭いソロが聴けるのも魅力。
常にその時代のポップスを自分のものにして歌う姿勢をつらぬくニーナ・シモンの傑作だ。淡々とした中にも深い人生経験が感じられる歌は、慰めに満ちていて、本作はとりわけ格調が高い。
クラブ・ジャズ・シーンで人気のマルチ・リード・プレイヤー、ユセフ・ラティーフのCTI時代の傑作。アート・ファーマーの参加でサウンドがふくよかさを増し、奥行きの深い演奏を展開。
いかにもテクニシャンらしい選曲の、名手アービー・グリーンの代表作。ファンキーでブルージーで泥臭いが、その分トロンボーンの音色をいかしたメロディアスなバラードが引き立っている。
クラブ・ジャズ・ファン垂涎のアイテムの登場だ。“グルーヴ・マスターズ”の名にふさわしい、ファンキーでソウルフルな演奏は今聴いてこそカッコいい1枚だ。ダンス・ファンにもお勧め。
自らのルーツを求めて、長くアフリカに渡っていたランディ・ウェストンの、錚々たるメンバーによる代表作。“母なるアフリカの大地”を強く意識した、土着的な要素を活かした演奏が展開する。
CTIレーベルの主催者、クリード・テイラーのプロデュースによるオールスター・ジャム・セッション第1弾。マクラフリンとコリエルのギター・バトルなど聴きどころ満載のアルバムだ。
フューズ・ワン第2弾。ウィントン・マルサリスやジョージ・ベンソンも加わり、前作に負けず劣らぬ豪華な顔ぶれがそろった。リラックスした中にも各自の個性がよく出た好セッションだ。
尺八演奏家、民謡歌手として活躍し、惜しくも59歳の若さで急逝した米谷威和男。レコード会社各社に数万曲に及ぶ録音を残し、放送にステージにと多大な功績を残した第一人者の追悼盤だ。
パンク・ロック・シーンで話題の名古屋出身のバンドの、初のメジャー流通盤。がむしゃらな活動から生まれる想いを、自然体で表現する。ルーツであるロックンロールに根ざした作品だ。