2002年1月23日発売
2作目のソロにして本体のストラトヴァリウスとの距離感はより鮮明になった。音楽が癒す力を示すかのようなタイトルに導かれた曲群は、精巧な細工と化したメロディにあふれんばかりの生命力を与えている。陰陽の表現が表裏一体ぶりがまた見事だ。
いわゆる“ミクスチャー”とはひと味違うミクスチャー・サウンドを聴かせる4人組バンドのフル・アルバム。ラップ入りの曲もあるが、英語も日本語も同じに聴こえる歌やエコーを活かした音空間にはヒップホップよりむしろトランス的な魅力を感じる。
2002年の幕開けとともに、Dragon Ashが活動を開始。ニュー・マキシのリード・トラックはアッパーなパーティー・ナンバーで、彼らの新たなスタンダードになりそう。⇒Dragon Ash ディスコグラフィはこちら
広瀬自身も顔を出していたアルペンのCM曲で、東京スカパラを思わせる思いっきり下世話で猥雑なサウンドの勢いに乗って歌われる快感ラテン・ナンバー。元気印の広瀬がせつなくロスト・ラブを歌う「振り向かないで」では、明日があるさと励まされるはず。
独自の立脚点をもつアーティスト、上野洋子のソロ作。恐ろしく緻密なヴォーカル多重録音をメインに、曲によってヴォーカルだけのア・カペラだったり、民族楽器が入ったり、現代音楽的な電子音と絡んだりと、全編がアイディアの洪水。壮大なスケールの圧倒的傑作だ。
クラシック、ポップス、アイリッシュ〜アジア各地の民族音楽など、時代と国境を飛び越えた音楽性によってアジア各国で大きな注目を集める彼女のセカンド・アルバム。スケールの大きい映像を呼び起こす旋律と、くるくると表情を変えるヴォーカルをゆったり味わって。
BECK、ペイジ、クラプトンをはじめ、トップ・ギタリスト26名が60年代から2000年までに残した演奏を収めた編集盤。さまざまなジャンルが詰め込まれ、統一感には欠けるが、それを超越して響いてくるギターの音色が心地いい。ギター小僧のお手本に最適。