2002年11月発売
ニューヨーク出身らしいハード・コアなテイストを加味したラウド・ロック・バンドの3作目。これまで抑え気味だったギター・ソロも大幅にクローズ・アップされ、よりメタリックになった。
前作よりイヤーエイクを離れ、新たな展開を打ち出したハードコアの大御所による10枚目のアルバム。メンバーも不動のものとなり、演奏面も充実。殺気すら感じられる暴力性も全開の会心作!
メキメキと頭角を現すように、その音楽性を確立しつつある彼らのリカット・ナンバー。季節がらやはりクリスマスに合わせてのナイス・チョイス。落ちそうなとき、ふと差し出された手のように温かい雰囲気に満ちた楽曲は、スープのごとく身体にしみわたる。
早いペースで作品をリリースし続けているday after tomorrow。収録楽曲すべてへタイアップがついてるよう、メロディアスという機軸はありつつも。時にはクールに、時には耽美的になど、曲調面では一つの枠へ納まることなく多彩な表情を描写。彼らの器用さが見える作品だ。
アーテションのカリスマ・キーボーディスト、ヴィタリ・クープリがマーク・ボールズ(vo)らと組んだ最強様式美ハード・バンドの2作目。ドラマ性と起伏に富んだメタルは前作同様だがキャッチー度が増し、聴きやすさという点で一歩踏み込んだ意欲作。
スウェーデン出身の6人組メタル・バンドのサード。シンガーが交代しているが、メロディックなパワー・メタル路線はこれまでとまったく変わりない。ハロウィンやガンマ・レイといった先達からのフレーズ拝借も、彼らにはドラマ構築のひとつの手段なのだろう。
歌に対して常に前向きに取り組んでいるヴォーカリスト、沢知恵の『いいうたいろいろ』シリーズ第4弾。前半は有名なクリスマス・キャロル、後半は黒人霊歌を中心としたゴスペルという構成。心に染み入る1枚。