2002年5月発売
オンリー・ヒューマンオンリー・ヒューマン
ネオ・クラシカルなヘヴィ・メタルを奏でるドイツ出身の5人組による4枚目のアルバム。完成度の高さには定評があるが、本作でも仕上がりは万全で、貫禄さえ漂わせている。ヴィヴァルディの「春」とCPE・バッハの「ソルフェジェット」のアレンジも聴きどころ。★
スリー・サイデッド・コインスリー・サイデッド・コイン
全米で大ヒットを巻き起こしているカナダ出身のバンドの、メンバー自身が監修・選曲した日本編集のベスト盤的CD。ニルヴァーナ以降と言うべきサウンドだが、米国のバンドに多い大味にならず滋味の効いた楽曲が魅力。もっと日本でも注目されてもいい。
ACROSS THE GLOBEACROSS THE GLOBE
2000年にリリースされたDJ YASのマキシ・シングル。RINO LATINAIIなど、彼と交流を深めてきたラッパーたちが多数参加した日米合作。
ANGLER FISHANGLER FISH
ケムリ・プロダクションなどで活躍するDJの、約2年ぶりとなるミニ・アルバム。(2)は、DELIの瞬発力あふれるライム・フロウと、HI-Dがサビで聴かせる妖艶な歌メロの対比がいい。とても音楽的。インスト曲もワールドワイドなレベルの成熟を見せている。
ハートに火をつけてハートに火をつけて
サーフ・ギターのプリンス、中シゲヲ率いる4人に、ENDSの遠藤遼一がヴォーカルとして参加しているのが、ご存じドアーズの名曲。爽やかにたたみかけるギター・メロディに、ENDSのエレキ・オルガンってどうよ? って思いましたけど、これがなかなか、カッコイイです。
ライヴ・アット・ザ・クイックライヴ・アット・ザ・クイック
アメリカンはこうゆうのが好きなんだろうなあ。ブルーグラス、ジャズ、クラシックの素材がそのまま生きている。無理に加工しないのが逆に新鮮、つまりは“刺し身”の手法だ。ネイティヴ・アメリカン風(10)、ロデオ大会風(14)。新旧アメリカの歴史が風そよぐ。