2002年5月発売
81年録音の本作には34歳のジェリー・バーガンジの参加が注目だが、演奏はジェリーの演奏時とそれ以外でかなり印象が異なる。モーダルなジェリーとメロディアスなブルーベックが対照的。ブルーベックの力強いパッセージが印象的な演奏だ。
《ヘリテッジ・オブ・ジャズ〜コンコード30》の1枚。グラミー賞を受賞した本作は、シアリングとトーメの洗練された魅力が存分に発揮されている名盤。
《ヘリテッジ・オブ・ジャズ〜コンコード30》の1枚。ファンキーでコクのあるカーメンのヴォーカルが楽しめるライヴ。バックの面々のプレイもソウルフルで痛快。
《ヘリテッジ・オブ・ジャズ〜コンコード30》の1枚。小気味よくスウィングするアーネスティの歌声が素晴らしい、彼女の代表作。バックを務めるのはハンク・ジョーンズ、レイ・ブラウン、ジミー・スミスのトリオ。
コンコードでの4作目となるスティーヴィー・ワンダー曲集。どの曲も原曲よりスローなテンポでゆったりと歌っていて、完全に自分のカラーに塗りかえている。最初は少し戸惑うけど、聴いているうちに原曲は忘れ、ニーナの世界にどっぷりとハマってしまうから不思議。
日本でも着実にファンを増やしている女性シンガーの96年作。ピアノ・トリオをバックに自身のオリジナルとスタンダードを歌っている。伸びやかな歌唱。なかでも、ピアノ・トリオのサウンドにレスポンスしながら、彼女の豊かな音楽性がナチュラルに弾ける曲がナイス。
ゆとりをもってコントロールされた歌唱と気品漂う声の響きが魅力的なシンガーの98年作品。作者H.ハンコックが参加した(3)は色彩感豊かなサウンドも含めて充実の仕上がり。ジョー・ベック(g)をバックにボブ・ミンツァー(bs-cl)が絡む(7)も美しい。
ボクサーの畑山隆則の入場テーマ曲に使われるなど、以前から格闘技界とのつながりが深かった彼らだが、このマキシは人気格闘コミック「グラップラー・バキ」とのコラボレートだ。原作者の板垣恵介によるジャケットも素敵な、甘くないヒップホップ。
アコースティック系トリオ・バンドのシングル。ミニマルなピアノと生ギターを軸にストリングスが徐々に曲をもり上げていくタイトル曲は静かに聴く者を吸い込んでいく磁力がたっぷり。ヒップホップなリミックス曲(2)との落差の大きさに彼らの得体のしれなさが。
アングラな空気が満載の4人組バンド。結成は92年だが、現メンバーになったのは2000年。本作はメジャーでのファースト・アルバムで、これまでどおりに多種多様な音楽的要素を盛り込んだ超特異なスタイルを提示。しかも洗練度合いが秀逸。妖しいモノを体感したい人に。★
ディスコ・ミュージックマニアとしても有名なパパイヤ氏だが、本作はソウルフルでメロウな声が堪能できる。(1)はタイアップもあってか、歌詞の展開が強引だけど、全般にオトナの恋の駆け引きが面白く聴ける。氏の声と演奏音のバランスからもバンドとしての発売に肯ける。
メンバー全員サッカー好き。試合の合間に流れる“ロック”が、いかに会場を盛り上げ、熱くするかを知っている彼らが贈るリアル・サポーター・ソング。安っぽい情熱ではない証拠に、音に漲るギラギラとした感情が会場のみならず体を熱し続けてくれる。