2002年9月4日発売
君の色君の色
朴訥なヴォーカルに何とも言えずホッとする。造り込んだ唄い方が目立つ昨今、こういう存在は貴重であり、もっと聴かれるべきだ。ロマンティックな言葉のなかに突然、ズバッと切り込んでくる鋭いフレーズ。その瞬間、下田逸郎というシンガーの存在が強烈に焼きつけられる。
ワルツの時間ワルツの時間
70年代からマイ・ペースで、息の長い活動を続けているベテランの新作。タイトル曲のみならず、ほとんどの曲がミディアムのゆったりした作風で、朴訥なヴォーカルがまた味わい深い。キャリアは長いが、変な垢はまったく感じられない。
I mean loveI mean love
ラジオ局のイベントでグランプリを獲った4人の、デビュー・マキシ。ラヴとかビューリフォーとか、凡庸なフレーズがぴかぴか光っているみたいで、聴いているこちらが赤面するくらい可愛らしいのー! それはともかく、もうすこし音の作り込み・重ねあわせにも専心しては。