音楽むすび | 2002年9月発売

the Indigoのサード・アルバム。タイトル名通り、フレグランスを呼び起こすような上質で都会的なサウンドが全身を心地よく包み込む。ベースにAORがあり、生活のバックグラウンドで流れていると“ホッ”とできる音。お洒落心をくすぐる、そんな一枚だ。★

男女による歌モノ・ユニットのセカンド・ミニ・アルバム。サラリと切ないヴォーカル、エコーたっぷりのギター、適度なダブ・エフェクトを聴くにつけ、今は亡きフィッシュマンズの影が脳裏をよぎらずにはいられない。とりわけ、柏原譲(ポラリス)が手がけた(1)(4)は。

90年代初頭から活動を続ける、日本スカシーン大御所バンドが自らのレーベルを立ち上げてリリースした4作目。とはいっても気負いなど微塵もなく、カリブの他の島々の臭いすら漂わせるオーセンティックなスカを聴かせてくれる。LPみたいな音もグー。