2002年発売
『接触』『接触』
東京を拠点に活動する4人組の6曲入りミニ・アルバム。かき鳴らされる楽器の生々しい衝動と圧倒的な絶望感が入り混じった直情的なロックンロールが魅力。その勢いは、見てはいけないものを見てしまったような感覚か。一つ一つの音が強烈に危うさを訴える。
ザ・プロセス・オヴ・ビリーフザ・プロセス・オヴ・ビリーフ
今様西海岸パンク代表的バンドの通算12作目。そこはかとなくメロディアス、やはりこの手のなかではいい曲を書けるバンドだなとも再確認。かつてのメイン・ソングライターが復帰したのも大きいようだけど。コーラスなんかの付け方も巧みで、ときに爽やか。
恋人たちの予感恋人たちの予感
メグ・ライアン主演の人気恋愛映画のサントラ。当時、ハリー・コニックJr.は21歳。ハリーはこの作品でブレイクしたといえる。選曲はスタンダード・ソングの有名ナンバーばかりだ。ハリーは歌とピアノの両方で、新人離れした技量と魅力をみせている。
ウイ・アー・イン・ラヴウイ・アー・イン・ラヴ
2年連続グラミー賞受賞のハリーの誘惑招待状。“今だけは永遠にキミをさらおう”の怪しいポップ曲(5)はぜひ参考に。誘惑だけではない。(12)は胸に迫る詩がブルーに埋葬された現代レクイエムの名曲。シリアスで真面目な顔もアメリカの若き肖像となった。