2003年1月発売
サッポロ OMOIDE IN MY HEAD 状態サッポロ OMOIDE IN MY HEAD 状態
ロックの未来を担う存在とその将来を嘱望され続けた4人組の、最後のステージを収録したライヴ・アルバム。ライヴを真骨頂とした彼らの、本当意味でのラスト・アルバムと言って良いだろう。激しさの中にほのかなロマンチシズムが薫る、見事な遺品だ。
セカンド・ステージセカンド・ステージ
80年代生まれの九州男児がブチ上げる、ソウルフルなセカンド・アルバム。泣き出す寸前のもやもやとか、満面の笑顔によぎる不安とか、そういう日常のなかに存在する、ちょっと噛み合わせのよくないフクザツな感情を唄うたのもしさに、ふっとほだされてしまう瞬間が心地良い。
CHABO'S BEST HARD&Heart [Heart]CHABO'S BEST HARD&Heart [Heart]
98年のベスト盤未収録曲からの選曲で、こちらは“気分的には”アコースティック系楽曲で構成。この人の音楽にはメッセージがビッシリ詰まっているが、だからといって“重い”わけではなく、奇妙な浮遊感がある。言葉もギターも華麗ではないが、厚みと濃さが感じられる。
エキシビジョン・オブ・サクソフォンエキシビジョン・オブ・サクソフォン
クラシカル・サキソフォンの響きの圧巻博覧。楽器の印象が鮮烈な名曲を全曲ソロで、という意趣の面白さに始まり、近代フランスの柔らかなデリカシー、そして大戦後の新しい耳が創り出す自在なイマジネーションまで、須川の艶やかな音が実に生彩に楽しませる。