2003年2月26日発売
高橋幸宏がプロデュースを担当し、東京スカパラダイスオーケストラや大貫妙子がゲスト参加した96年アルバムの再発盤。アーティストとしての意欲あふれる作品で、名曲「じろう」を収録。
96年発表の3部作の1枚。こちらも盟友・高橋幸宏がプロデュース。作家には玉置浩二、大貫妙子、宮沢和史らが参加。NHK大河ドラマ『秀吉』のパロディなど相変わらずの毒加減が素晴らしい。
77年、ニューヨーク・ジャズ・カルテットとともに来日したとき、日本のAll Artが録音した作品。バックはピアノ・トリオ。選曲はデューク・エリントン作品集で、キャロルにとって念願の企画だったようだ。しっとりとエモーショナルに歌いあげている。
78年に東京・吉祥寺のジャズ・クラブ、サムタイムで収録。バラードの(6)ではハスキーな声を生かしたウェットになりすぎない情感の表出が魅力で、リラックスした(3)のスウィングぶりには貫禄も漂う。多彩な表現でスキャットの巧さを存分に披露する(11)も楽しい。
85年の初来日時に東京でスタジオ録音した作品。スコット・ハミルトンのクインテットをバックにスタンダードを軽やかに歌っている。マキシンは黒人だけど、歌い方は黒人っぽくない。さっぱりとした歌声はソフィスティケーションの妙。間違いなく、晩年の代表傑作だ。
米国で活躍する英国出身の実力派サックス奏者から見たアメリカを音で描いた作品。カントリー、サザン・ロック、ニューオーリンズとさまざまな要素を取り入れ、タイトルどおり、スケール感あふれるフュージョンを展開。クールな感触のサックスが心に響く。
ホレス・シルヴァー作品を中心にしたファンキー路線でゲストもクリフ・アンダーソンほか超豪華。とにかく皆トランペットみたいに軽々と吹いちゃっててもう笑うしかない(わははは)。この演奏を聴けばブラスがジャズの花形である、という主張を素直に認めざるを得ない。脱帽。