2003年2月発売
発売元
ユニバーサルミュージック英国音楽紹介家の山尾敦史氏が選曲したオムニバス盤。ロンドンの歴史と伝統を感じさせるクラシック曲を中心にしたセレクト。1曲目にエルガーの「威風堂々」を持ってくるあたり、ド真ん中のストライクすぎる気はするが、(4)の武満徹のギター・アレンジには意表をつかれた。
小澤征爾がEMIに残した名演が廉価で登場。35歳の小澤が、スーパー・ヴィルトゥオーゾ集団、シカゴ響を指揮して、東欧の民族色の濃い2つの管弦楽曲を見事に描く。
本当に聴きたい曲に的を絞って制作された、全シングルAB面コンプリート・コレクション・シリーズ。日本のブルース、ロック・シーンに燦然と輝くレイニーウッドの魅力が凝縮された感涙のベスト。
柳葉敏郎、哀川翔らが輩出、その名の通り、まさに一世を風靡する人気を誇った彼らの、コンプリート・コレクション。大ヒットした「前略、道の上より」などの楽曲に時代を生きた男の息吹があふれる。
「キッスは目にして」の大ヒットで脚光を浴びたロカビリー・アイドル・バンド、ザ・ヴィーナスのゴキゲンなナンバーの数々が1枚のアルバムに。紅一点、コニーの魅力あふれる歌声が光る。
ウッズの朴訥で哀愁を帯びたサックスがいつの間にかストリングスの切々とした調べをリードし、スウィングさせ高揚させる。それに触発されてカルテットの仲間たちのプレイにも熱がこもり、スリリングで優雅な共演作品である。アレンジの妙味もたっぷりと楽しめる逸品。
ハナは、クリアなタッチとエネルギッシュ&ダイナミックな演奏で知られた名手。期せずして最後の録音となった本作は、原点回帰というべきクラシック集。クラシックとジャズの真の意味での融合が達成された、といっても過言ではない感慨を覚える。★
山中湖近くのクラブの87年ライヴを収録した本盤は寡黙ながら粋な風体の江戸職人に横丁の飲み屋、あるいは旅先で出会った感じだ。モンクゆずりのペーソスに加え、それをシットリとスウィングさせたジョーダンの技は我らの肌にじつによく馴染む。