音楽むすび | 2003年5月21日発売

いきなりのクラフトワーク(1)は急行っていうより暴走列車。2001年に東京、大阪で行なわれたライヴをリミックスした本作は、ナンセンスなギャグと暴力が充満している。ラストの“大ネタ”イエスの『危機』(!)といい、つくづく先の読めない魅力にあふれたユニットですな。

2000年のドイツ・ダンス・アワードで最優秀ドイツDJに選出されたRainer Trubyのトゥルービー・トリオの1st。「A Go Go」は欧米のNIKEのCMに使用されている。

ディープ・ハウスやニュー・エレクトロニカ、ヒップホップやダウンビートなど幅広く取り上げたジャザノヴァによる2枚組リミックス集。ダンス、フューチャー・ジャズ・ファンは注目の作品。

チェコが生んだニュー・ウェイヴ〜エレクトロ・ハード・コア・バンド、サンシャイン。最新かつ最高傑作である4thアルバムを日本リリース。レトロでサイケなサウンドにエレクトロを取り入れた音だ。

人気ピアニスト、フレディ・ケンプが最高の名技性を発揮する、リストの超絶技巧練習曲集。彼らしい若々しくてキレのよい演奏が楽しめる。

ケンプ・トリオのデビュー盤。名手揃い(たとえばチェリストは2002年のチャイコフスキー・コンクールで入賞したばかり)で、隙のない緻密なアンサンブルを聴かせている。三者のバランスの取り方への配慮は絶妙で、主張とサポートの役割分担も見事。

デビュー15年目を迎えた麻生詩織のメモリアル・ベスト・アルバム。最新シングルの「北国はいいよね」はもちろんのこと、代表曲である「恋唄綴り」や新録2曲も含む、全14曲を収録している。

“6ヵ月連続リメイク・シングル・シリーズ”の第5弾は、ジュディ・アンド・マリーのヒット・チューン「ハロー!オレンジ・サンシャイン」。恩田快人がプロデュースを手がけたサウンドは、(原曲以上に)ストレートなバンド・サウンド。原曲への愛情が感じられるヴォーカルもステキ。