2003年6月11日発売
ディア・ドク・・・ディア・ドク・・・
オレンジ・ブルー(クレモンティーヌの父親が80年代後半に設立したレーベル)には通好みの作品が揃っているが、これもその一枚。トランペッターのドク・チーサムが飄々とした演奏とほのぼのとした歌声を聴かせる88年のパリ録音。バックはケニー・ドリュー・トリオ。
close encounters of the third kindclose encounters of the third kind
単独音源が待たれていたバンド、THIRD WISH待望の1stアルバム。歌い上げるヴォーカルとロック色強いギターがダイナミックに迫る。エモ/ニュー・スクールの枠を超えた壮大な作品。
deliver me from evildeliver me from evil
NYハードコアの人気バンド、ネクスト・ステップ・アップのヴォーカリストが新結成したバンド。その音は、ネクストを10倍ヘヴィにしたサウンドに極悪ヴォイスが襲いかかる激烈なもの。
カーザ・フェリースカーザ・フェリース
かつてG-CLEFのメンバーとして、日本に新しい音楽潮流をもたらしたひとりが柏木広樹だ。曲作りや楽曲解釈にみせる端正な姿勢と実際の演奏現場での情熱的な横顔の同居が魅力的な彼の新作。ブラジル風のエッセンスをベースにしたマルチテイスト・サウンドが楽しめる。
KIKI
「AKATSUKI」のヴァージョン違いを中心にしたミニ・アルバム。ミディアム・テンポのバラードの重くなりすぎぬほろ苦さも魅力的だが、音の壁を突き破る激唱はやはり唯一。変化に富んだ、盛りの多い音作りにソツはなく、つい繰り返し聴いてしまう。