2003年6月発売
オーストラリアのポップ・グループの2枚組ベスト・アルバム。個人的なベスト1はやはりDISC-1(1)。昔、真夏のカラッと晴れた日に聴いてすごく気持ちがよかった記憶があるからだ。そんなベトっとしないさわやかさが彼らの最大の魅力だと思う。
制作・出演
ZbigniewMalas / アダム・ツァーバ / クジェシミール・デブスキ / クリストフ・ヘルジン / シンフォニア・ヴァルソヴィア / ホセ・クーラ&エヴァ・マラス・ゴドレフスカ / ラドスラフ・キツェフスキ今や人気絶頂のクーラが美人ソプラノ、マラスとのコンビで録音したラヴ・ソングである。魅惑のナチュラル・ヴォイスで唄い出されるタイトル曲はクーラの新境地が窺える甘美なバラード。イタリア語の詞による(5)で響く朗々たる美声もオペラ歌手らしくて良い。
アカデミー賞でも話題となったポランスキーの名作『戦場のピアニスト』で使用されていた作品など、有名映画に使われたクラシック作品を集めたコンピレーション。リラクゼーション用にもどうぞ。
ドイツ・ピアニズムの正統的な後継者と言われて久しいオピッツの、満を持してのブラームス。朴訥とさえ言えるほどストレートなアプローチ。作品の構成をがっちりと作り上げることで、ブラームスの作品そのものにロマンティシズムを語らせていく。渾身の演奏が染みる。
オピッツは必要以上に渋さを強調しないところが良く、特になだらかに弾く場面など、なかなか。反面、ここぞという時の切れや、明晰さは今ひとつ。デイヴィスの伴奏も、やや肩に力が入った感じだが、スケール感やわき上がるような情熱はそれなりに表現されている。
99年12月31日をもって解散した聖飢魔IIの2枚組ベスト盤。2003年は彼らの結成から20周年に当たる。ヘヴィ・メタルをベースに個性的なハード・チューンを創造し続けたその歴史を概観するには手頃なアルバムだ。メンバー自らが担当したという選曲にはマニアも納得!?
第4期パープルの76年米ツアーを収めたライヴの再発盤。ボーリンのファンキーなギター・プレイとカヴァーデイル、ヒューズのソウル指向が合致したパフォーマンスはリッチー在籍持とは違う面白味がある。このメンバーによるライヴ盤のなかではベスト。