2003年7月24日発売
マチュリティ4マチュリティ4
93年、原爆資料館で悲劇の実態を知り、詩「白い道」と出会ったマルが、唯一の手段である“音”で“平和への祈り”を表現した異色の傑作。人類が忘れてはいけないテーマに、マルが音で残したメッセージは重く、深く、そして聴く者の心を揺さぶる。★
ドント・ノー・トリオドント・ノー・トリオ
射殺される直前までリー・モーガンと共演、近年はエリック・アレキサンダーの師匠としても知られるメイバーン。このアルバムではノラ・ジョーンズの大ヒットで知られる表題曲をはじめ、バラエティに富んだ選曲で普段通りのエネルギッシュな演奏を披露している。
a watercolora watercolor
ココロのなかのせめぎ合いや、ぶっちゃけ引いちゃうような本音を、ちまちま大事にしているのがよくわかるから、それがおかしいセカンド・アルバム。唄いたい歌も語りたい思いも、あくまでも中庸に表現することで満たされようとしている彼に、同族意識を抱いてしまった。
omniomni
ゴメス4作目のアルバムは、プレイ・ボタンを押した瞬間から聴き手を幸福な旅へと誘う大傑作。寄せては返す波のように心地よいメロディと、魂を昂揚させる知的なことばはまさに音楽という名の奇跡。(2)は、映画『八月のかりゆし』のイメージ・ソング。★
LIVE-ONCE IN A LIFE TIME-LIVE-ONCE IN A LIFE TIME-
勇壮なネオ・クラシカル様式を節奏堅く守り通してきたパワー・メタル・アクトが2003年春のツアーで収録したライヴ音源のベスト・テイク集。ライヴならではのヴォーカルの不安定さはあるが、鬼気迫る島 紀史のギターは様式派ギター弾き必聴の“気”を飛ばす。気迫の一枚。