2003年8月21日発売
ハイヤーハイヤー
カナダ産ハード・ロック・バンドの復活第2弾アルバム。キャッチーなハーモニーとしっとりとした叙情メロディは健在ながら、初期に回帰したと言われた前作よりもストレートな作風で、パワー・ポップ風味にも無理がなく、より自然体の彼らの魅力が出ている。
バーニング・ダウン・ジ・オペラ・ライヴバーニング・ダウン・ジ・オペラ・ライヴ
ドイツの若手No.1メロディック・メタル・バンドの初ライヴ作。2001年作『マンドレイク』に伴うワールド・ツアーの模様を収録し、若きパワーに満ちあふれた堂々たるパフォーマンスはもはや風格さえ漂う。ライヴ映像に加え、初来日公演からのテイクも含む。★
ゴールデン・ドーンゴールデン・ドーン
イタリアのメロディック・パワー・メタル・バンドのサード。ドラマーをチェンジしてよりパワフルかつソリッドな成長を遂げ、陽性メロディの充実とともに楽曲構成におけるダイナミズムが強化されている点に注目したい。日本盤ボーナスはKISSのカヴァーだ。
サディスティック・セックス・ダイモンサディスティック・セックス・ダイモン
フランスのデス・メタル・バンド、ミサントロプのニュー・アルバム。デス・メタルの重鎮にふさわしい、ブルータルかつアグレッシヴな、暗黒サウンドを披露してくれている。
ザ・ファントム・アゴニーザ・ファントム・アゴニー
女性シンガーをフロントに立てたオランダのゴシック・メタル・バンドのファースト。オペラ的要素をタップリ取り入れたサウンドは東欧の身を切るような寒さと厳格さが漂い、思わず聴き込んでしまう。存在感あるヴォーカルとクワイア的コーラスも見事。