2003年8月21日発売
セイヴ・マイ・ソウルセイヴ・マイ・ソウル
ブライアン・セッツァーと並びアメリカを代表するネオ・スウィング・バンドの約4年ぶりの新作。レーベル移籍後の第1弾で心機一転……と思いきや、“良い意味で”どこを切っても相変わらずきらびやかなスウィングがあふれ出す。この普遍性が愛おしくてカッコイイ!
ハッピー・ラッシュ!ハッピー・ラッシュ!
なんかトータス松本みたいなヴォーカルがいるなあいいなあなんて思ったら本人でした。そのほかリップスライムにBEGINにLeyonaに浜村淳と豪華メンバーをゲストに迎えての結成10周年記念作。PE'Zやスカパラよりも洗練されてなさげなところがかなり好印象です。★
夏の残骸夏の残骸
“桃尻女”というよりも現在はコメディエンヌとして有名な小日向しえ嬢のニュー・シングル。プロデュースはDSLの長田進。カップリングのリズム・セクションはGreat3。本格的なバッキングは伊達じゃない。実は表現力のあるシンガーなのだった。カップリングは自作だし、見直した。
ラヴ・アンド・ペインラヴ・アンド・ペイン
ソウルフルにして、視野の広さと真の強さを併せ持つ、知る人ぞ知る英国人女性シンガーの新作。こまやかな情が活きたオリジナル曲を、とっても含蓄のあるサウンドとともに繙く。凛としたその佇まいとともに、やはり得難いミュージシャンだと痛感させられる。★
ノー・リグレッツノー・リグレッツ
幅広い意味でロックンロール・バンドと呼ぶのがふさわしいスウェーデン産の4枚目。今回は70年代のポップなパンク・ロックというか60年代のポップスが元にありそうな音で、ハマってるし彼らの資質に相性ピッタリだ。ワイルドハーツのファンの人もぜひ。
トライブトライブ
プログレッシヴな技巧派メタルのカリスマの新作。近年、下降線の要因となったグランジっぽさも確かにあるが、ダークで緻密なサウンドも随所に覗かせ、軌道修正の過渡期っぽさが滲む。元メンバー、クリス・デガーモがピン・ポイント参加。