2004年11月24日発売
グレイテスト・ヒッツグレイテスト・ヒッツ
考えてみれば、ヤングのような、質量ともに圧倒的な業績を1枚にまとめてしまうというのが、とんでもない挑戦だ。選曲には一種の潔さが感じられ、気持ちいい。さすがに密度の濃さは半端じゃない。気を抜いて聴けない一枚だ。ロック好きの若者に聴いてほしい。
フリー・ソウル和田アキ子フリー・ソウル和田アキ子
70年代、RCA(現BMG)在籍時の音源を中心に、ポップとマニアックを行き来する小西康陽が選曲/監修した、素晴らしいコンピレーション。和田のシンガーとしてのスケールのデカさと同時に、かつての歌謡曲がいかに豊潤だったかを実感できる。★
ちあきなおみ VIRTUAL CONCERT 2005 ハンブルグにてちあきなおみ VIRTUAL CONCERT 2005 ハンブルグにて
タイトルを見て2005年のハンブルグでのライヴ!? なんて思ってしまったが、6曲の新発掘ライヴ音源を中心に構成された擬似コンサート。抜群の歌唱力とそれ以上の表現力で聴く者を魅了する。美空ひばりの(9)、ピアフの(11)などここでしか聴けないカヴァーは貴重!
トラベラートラベラー
99年に大学のサークルで結成された“ナチュパン”も、2004年6月にギターが脱退し三人体制で再スタート。そんな彼らの決意のシングルは、裏も表も駆け引きもない、愛すべき純情歌ものポップ・チューン。井村の男前なヴォーカルがキリっと効いています。
握拳と寒椿握拳と寒椿
R&E(リズム&演歌)の第一人者バンドの再メジャー・デビュー盤。遅咲きの彼らだからこその説得力を持つ(1)を筆頭に、男泣き必至のシビレ歌6連打。映画『トラック野郎』シリーズ主題歌のカヴァー(4)も、ヴォーカル増子のキャラにピッタリな好選曲。