2004年11月発売
イカ天の後番組で何週か勝ち抜いていたテレフォン・キングのギタリストだった方のセカンド・アルバム。YUKIへの楽曲提供でも知られている。やや雰囲気先行の感もあるが、ハウス〜ヒップホップも消化した新世代のルーツ・ミュージックを展開。
みゆきお姉さまの76〜88年に発表されたアルバムからのセレクション。今の流行の音ではないが、しみじみとそしてじっくりと聴けるいい曲ばかりが並んでる。でも中島みゆきって、アレンジはポップスだけど、世界観は演歌だよなぁ……とつくづく思う。
繊細なタッチと優しいピアノの音色で紡がれる14編のエッセイ。切なさ、やるせなさ、そして夢といった曲のテーマは、退廃的な世の中を反映してか。でも“しあわせ”って意外と身近にあるんだよ……という、純粋な思いと願いが、彼女の作り出す旋律に込められた作品。
元“太陽の塔”の井垣と石塚が、ベーシストEIJIを迎えて始動した3ピース・バンドの4枚目のアルバム。ライヴで研ぎ澄まされたラウドで度胸あるバンド・サウンドと、三人の間を埋めつくすギラギラとした男ロック魂が相変わらず眩しい。
スクリャービンのピアノ・ソナタ全曲、24の前奏曲、その他小品を収めた3枚組。2002年から2004年にかけて、彩の国さいたま芸術劇場でのリサイタル・シリーズと並行して、同劇場でレコーディングされた。このスクリャービンでも、小山の演奏は、安定感があり、色彩に富み、ピアノという楽器の魅力を最大限に引き出している。スクリャービンの初期のロマンティックなピアニズムから後期の神秘主義的で官能的な響きまでを見事に表現している。小山実稚恵にとってのモニュメンタルなアルバムといえよう。
2004年7月13日に惜しくも亡くなったクライバーの追悼盤。89年と92年のニュー・イヤー・コンサートの全曲を完全網羅した3枚組。愉悦に満ちたウィンナ・ワルツの真髄を聴ける。
クスグリに入る前の一瞬の間や現代に生きている日本語で昔を語るときのセンスのよさなど、師匠の遺伝子が見事に伝わっている。「へっつい幽霊」も「雛鍔」もお馴染みの噺だが、ところどころ目黒時代の談志を彷彿させる。もう一化けすると平成の名人だ。
制作・出演
エリック・エリクソン室内合唱団 / クラウディオ・アバド / ジェーン・イーグレン / スウェーデン放送合唱団 / ブリン・ターフェル / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / ベン・ヘップナー / ベートーヴェン / ヴァルトラウト・マイヤーDGの交響曲全集に先立つ96年に収録されたザルツブルクでのライヴ。当時の注目のソリストを起用して、アバドが信頼を置く合唱団を使用、楽譜にも新たな解釈を加え、注目を浴びた録音。
フラメンコのギタリスト、アミーゴの7年間の軌跡を集大成したベスト盤。ソロから小編成のコンボ、フル・オーケストラを従えての協奏曲風の作品まで、フラメンコを超えたギターの魅力を満載。