2004年11月発売
ドヴォルザークはマゼールとの共演から約10年を経て再録音された2度目のもの。すでに大家としての風貌がにじみ出た堂々とした演奏で、名チェリストでもあったハーバートの協奏曲と共に聴き応え十分。
日本企画の録音。来日回数も多く、日本びいきでもあるヨーヨー・マが、日本音楽集団や日本人演奏家らと、日本の美を徹底的に追求したアルバム。単なる叙情歌集にしないところが彼らしいところ。
バロック・チェロに挑戦した話題作の第2弾。完全に古楽奏法をマスターし、自分のストラディヴァリをバロック仕様に改造してまでして取り組んだ録音。“古楽”に新たなレパートリーを開拓。
クラシック演奏家という枠をはみ出して、一人の音楽家として幅の広い活躍をしているヨーヨー・マの、活動のほぼ全容を俯瞰できる内容。本邦初出の音源も3曲収録されている。
クレーメル、カシュカシアンとの共演が話題を呼んだアルバム。モーツァルト晩年の傑作三重奏曲を、緊張感にあふれた緊密な演奏で聴かせ、さすが名手3人のアンサンブルと聴き手を唸らせた1枚。
クライスラーなどヴァイオリンの名曲をチェロに編曲して収めた、ヨーヨー・マの驚異的なテクニックをまざまざと見せつけたアルバム。ヴァイオリンでも難しいパガニーニなど、唖然とする上手さ。
超絶技巧のスーパー・ヴォーカリスト、ボビー・マクファーリンと競演した話題作。ジャンルを軽く飛び越えてしまう2人による驚愕のコラボレーション。新しい音の世界が広がっている。
『アパラチア・ワルツ1』『同2』他からセレクションされたブルーグラス音楽のベスト盤。アメリカ白人のトラディショナル・サウンドが、ジャンルを超えた最高のメンバーで堪能できる。
制作・出演
アンソニー・ニューマン / イギリス室内管弦楽団 / ウイントン・マルサリス / キャスリーン・バトル / クラーク / ジョン・ネルソン / チョー=リャン・リン / レイモンド・レッパード / 聖ルカ管弦楽団ジャズとクラシックの両ジャンルで活躍するウィントン・マルサリスの、クラシック録音から20曲をセレクトしたベスト盤。マルサリスの華麗なテクニックと豊かな音楽性を味わえる。
弟のウイントン同様、ジャズとクラシックにまたがって活躍するブランフォードが、近代フランス音楽に挑戦。彼とオルフェウス室内管の自由闊達な感性がぶつかりあって、画期的なアルバムとなった。
4枚目のソロ・アルバムで、プロ・デビュー10周年の記念録音だった。ピアノ伴奏ではなく、この時はコンサートマスターを務める東京都響との共演。気心の知れた仲間たちとの息の合った演奏が心地よい。
作品番号が与えられたベートーヴェンのピアノ曲すべてを演奏した98〜99年の演奏会シリーズはライヴ録音もされたが、その中から有名曲をチョイス。ロマンティックな語り口は彼の真骨頂。冴え渡る感性と高度な集中力によって、迫力のある熱い演奏となった。