2004年11月発売
ALL NIGHT LIVE IN 桜島 04.8.21ALL NIGHT LIVE IN 桜島 04.8.21
2004年夏、故郷・鹿児島は桜島での、朝までライヴ4枚組。オープニングからエンジン全開で最後まで突っ走る。相当なアクの強さだが、これほど支持されるのは、捨てきれない青臭さが、純粋さにつながっているからだろう。キヨハラ系ですな、この人は。
22
元フェア・ウォーニングのアンディ・マレツェク(g)が率いるバンドの2作目。さまざまに表情を変える歌と美旋律を配置した楽曲は、期待通りに安心感を与えてくれる。ただし、ラフな感触を残した音像は意外な方向性と言えそうだ。(6)はファンにはお馴染みの名曲。
リフレクションズリフレクションズ
北欧メタルの人脈にあるノルウェー出身シンガーのソロ第3弾。ジャケットがマイケル・ボルトンみたいだな……と思ってたら、アコースティカルなバラード集で納得。女性シンガーとのデュエット曲もあり、全編にシンプルながらしっとりとしたムードが漂う。
イレヴン・ドリームスイレヴン・ドリームス
デンマークのヘヴィ・メタル・バンドの日本デビュー盤になる3作目。デス系の名残を覗かせつつ、キーボードとツイン・ギターが核になったアグレッシヴかつメロディアスな音でドラマティックに展開し、構築美好きのツボを突く一枚だ。(8)はケントのカヴァー。
オヴ・マリス・アンド・ザ・マグナム・ハートオヴ・マリス・アンド・ザ・マグナム・ハート
カオティック・ハードコアを基調に、複雑にしてドラマティックなサウンドを奏でる新人。デス声の強烈さももちろんだが、その隙間を縫うように目まぐるしく展開していくツイン・ギター、ベース、ドラムのせめぎ合いの凄まじいこと。予想不可能なスリリングさがたまらない。