2004年1月発売
39〜42年の40曲を収録したアメリカ編集の2枚組ベスト盤。ヒット・チャート入りした人気曲がずらり。華麗なアンサンブルは、これぞまさしく永遠のグレン・ミラー・サウンド。テックス・ベネキ、レイ・エバリー、マリオン・ハットン、モダネアーズの歌声も郷愁を誘う。
このサットマリーの演奏は、それぞれの声部の響きが実に微細によく見える。決して至近距離的に不自然な聴こえ方ではない。音の動きと響きの色の違いがくっきりと耳に届くのだ。そのお陰で、聴き知ったハズの作品に思わず耳を澄ます新鮮な瞬間が生まれている。
ベースのリー・ロッカー抜きではあるが、一応ストレイ・キャッツ名義で来日公演を果たした彼らの新編集ベスト盤。アリスタ時代から手堅く揃えられたスウィンギンな定番ナンバーは、ロカビリー新参者に最適。できれば、初心者にはファースト・アルバムから聴いてほしいけど。
制作・出演
アルノルト・シェーンベルク合唱団 / ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス / エルヴィン・オルトナー / クリスティアン・ゲルハーエル / ドロテア・レッシュマン / ニコラウス・アーノンクール / ハイドン / ミヒャエル・シャーデアーノンクールにとっては、17年ぶりの再録音となる「天地創造」の場合、基本的なアプローチは不変である。しかし、鋭角的な表現を志向しつつも、指揮者の円熟がそのまま説得力の差になって現れているあたりが興味深い。声楽陣の充実した歌唱も見事である。★
コモエスタ八重樫企画の“インテリア・ミュージック”。リビング・ルームに素敵な家具とこの作品を、というわけだ。小西康陽に「いままでの八重樫作品の中で一番好き」と言わせるだけあり、どのトラックも素敵な仕上がり。八重樫と福原まりの新ユニットも。
DISC-1は2003年のアルバム『Wonderful』のリミックス集で、DISC-2は、新木場のクラブ“ageha”のレジデントDJ、DJ ISEによる、DOUBLEの曲を使用したノンストップ・リミックス。もともと濃いクセがないゆえ、こうした企画にDOUBLEはよくハマる。
約1年ぶりのセカンド・ソロ。よりリラックスした雰囲気で制作できたのか、メロディも歌もかなりラフではあるが、躍動感に満ちているのがわかる。その分、アルバムの完成度は高くないが、初期衝動のようなものがこめられているのがわかる。