2004年2月18日発売
《Leafage Music=心を潤す音楽》シリーズ第2弾。大型新人ジャズ・ピアニスト/シンガーの石原江里子やゴンチチをはじめ、瑞々しく心地よいサウンドが詰まっている。廉価も嬉しい。
どちらかというと迫力のある声質だが、何とも言えない柔らかさがあって言葉がジンワリとしみ込んでくる。そのあたりがクセになる要因か。バラード・タイプの(1)は桑田佳佑風発音(!?)に味わいがあり、テンポが上がった(2)ではポップなノリが心地よい。
硬派系ラッパーのフル・アルバム。DJ YASプロデュースによる(1)、YOU THE ROCK★とTWIGYが参加した(2)と続く序盤戦ですでにユーモアを口に含んだこわもてというこの人のキャラが全開になる。その他、ラガな(8)や和風な(10)なども面白い。
ロンドン仕込みのピアニスト&シンガー、石原江里子のデビュー作。英国ジャズマンとともにスタンダード曲をサラリとした洒脱なスタイルで料理し、その素質を開花させている。スウィングせずとも不思議に魅力的な雰囲気を漂わす。これこそキラリと光る原石の証。
ヒット曲(1)の爽やか元気系の魅力は、(3)(4)(6)(7)(9)といった懐かしの和製ポップスのカヴァーでも発揮され、スッキリした味わいだ。アレンジも飾り気のない素直な唄い方を巧く引き出している。もう少し隠し味を利かせられるようになると、ハジケそうだ。
シングル「哀愁交差点」のスマッシュ・ヒットで存在がクローズ・アップされた、松山出身の4人組ジャパハリネットのメジャーでのファースト・アルバム。あからさまに文学性を感じさせるところが好き嫌いを分けるとは思うが、独特の高揚感が確かにある。
中堅シンガーが満を持して発表したアルバム。60〜70年代の香りが色濃く漂うソウル・アルバムに仕上がっている。ダニー・ハサウェイを彷彿とさせるヴォーカルがたまらない。フュージョン的な味付けも効果的だ。近年、これだけ気持ちよく聴けたソウルも珍しい。★
2作目のフル・アルバム。元気さが目立つ録音初期の(5)(6)と緩急のコントラストが明確な後期の(11)(13)を比較すると、misonoの1年での成長ぶりがよく分かる。全般にギターの演奏も前作よりダイナミック。(3)は、80年代洋楽を詰め込んだサウンドで思わずニンマリ。
多彩なプログラムである。ヘンデルのアリアからオッフェンバック、フォーレやコルンゴルト、そして山田耕筰など幅広いレパートリーを自在にこなす歌唱である。2003年の5月にカーネギー・ホールで行なわれたリサイタルのライヴ録音。これからが楽しみなソプラノである。
織田哲郎のプロデュースを離れ、L'Arc〜en〜Cielなどを手がけてきた岡野ハジメを迎えての第1弾(2)を含む、約2年半ぶりのアルバム。ハードなアプローチも情熱的なヴォーカルも奥行きを増し、シンガー・相川七瀬をダイナミックに映し出す仕上がりだ。
サード・アルバム。R&Bからバラードまで幅広い楽曲がこなせる人だが、特に(4)(6)や先行シングル(2)(10)(12)のような王道ポップスは出色の出来で、おそらく女性シンガー最高峰の完成度(男性におけるSMAP並み)。なお、ブックレットは悩殺ポーズのオンパレード。⇒倖田來未のディスコグラフィをチェック!