2004年2月25日発売
株式会社びゅーちふる商会の社長と社員で結成されたという企画バンドのデビュー・マキシ。EW&Fを下敷きにしたディスコ(1)も、マーチ調応援ソング(2)もひどくキャッチーなんでうっかり売れてしまったりして。とりあえず、次のネタをどう切り出すかヒジョーに気になります。
祥子がパーソナリティを務めるかつしかFM『祥子のMusic House 11』でオン・エアされてCD化の要望が多かった「北星」と、日光東照宮のイメージ・ソング「時を越えて」を収録。二胡の音色が印象的なRadishのアコースティック・サウンドとコーラスにのってじっくりと歌う。
柴田淳のサード・アルバムはシングル曲(3)(5)を含む全11曲。もっと声を張りたいところの少し手前で、抑え気味に唄っているところが逆にドラマ性を高めて聴き手への浸透圧を強めている。粘っこさと乾いた味の微妙なバランスが、この人の最大の魅力ではないか。
SUPERCARの通算7作目にしてラスト・アルバム。「RECREATION」をはじめとする3曲のシングルを含む歌モノからソリッドなロック・ナンバーまで、ニュー・ステージ突入を告げた意欲作だ。
元SEX MACHINEGUNSのドラマー、HIMAWARIが渡米して結成したバンド。以前の高速プレイとは打って変わったどっしりした音を叩き、堂々のロック・アルバムを完成させた。
世界的名手、今井信子による久々のソロ・アルバム。ヴィオラのために重要な作品を残したレーガーのソロ作品をすべて収録、重厚な響きや豊かなメロディが交錯する複雑な書法を、彼女の円熟の演奏で聴ける。
室内楽でも高い評価を受けているフランス出身のピアニストによるラヴェル独奏曲全集。「パレード」「メヌエット嬰ハ短調」という未発表作品2曲を世界初録音。瑞々しく繊細な演奏が美しい。