2004年6月16日発売
久石譲が自ら指揮台に立ち、自身の想いをフル・オーケストラの豊饒な響きに託した一枚。新日本フィルも全力で応じ、ダイナミックなサウンドで聴き手を魅了する。『007』や『ピンクパンサー』など、久石が自作以外の映画音楽をアレンジしている(珍しい!)のも聴きモノだ。
ケニー・ドープとリトル・ルイ・ヴェガによるNYハウスのDJ/プロデューサー・チーム選曲のダンス・コンピレーション。ヴァーヴを中心にラテン・ジャズ音源を収録。ウィリー・ボボのリミックスもあり。
“まさか!?”のギリシャの優勝で決着がついたユーロ2004年のテーマ・ソング。ドリカムとしては、やや珍しいラテンちっくなサウンドだが、そこは彼ららしい元気はつらつなサウンドを聴かせる。カップリングはミディアム・スローでセクシーなラブ・バラード。
(1)の曲名が「結婚“闘魂”行進曲」なのは、歌詞の中にかのアントニオ猪木先生の名言が入っているからなのだった……なるほどね。笑いはキッチリ取った上で、涙のツボをググッと押す。本作でもそんな翔ヤンの音楽性(or 人間性)が眩しいくらい生きている。
伊集院光がパーソナリティを務めるTBSラジオの番組内で放送され、リスナーから問い合わせの多かった楽曲を中心に収録。みうらじゅんの描き下ろしジャケともども、笑いのツボを刺激する。
出身地のドイツをはじめ、ヨーロッパで大ヒット。そしてアメリカでもブレイクした歌姫の日本デビュー盤。過去のアルバムからヒット曲をセレクト。R&Bにヒップホップを加味した軽快なナンバーから、しっとりと歌い上げるバラードまでこなす実力派とみた。
デモ音源を聴いたXTCのアンディ・パートリッジが、その衝撃は「ラーズやダークネスの作品から受けたものに匹敵」とまで述べている三人組の初作。透明度の高いサウンドや起承転結備えたメロディは、アンディが唸るのも納得。全ポップ・マニア必聴。★
韓国ドラマ『冬のソナタ』の大ブームのなか、“もうひとりのヨン様”ことパク・ヨンハも日本デビュー。ドラマ『オールイン』主題歌の(12)とタイトル曲(11)は日本語ヴァージョンで収録。癒し系韓流男子の甘い歌声、ドラマティックなアレンジ、もうトロトロにとろけそうです。
アルバム未収録ヴァージョンの(9)を含むMISIAのバラード集。ミリオン・セラーの(1)や人気の高い(2)(6)(12)などデビューから2004年までの代表曲を収録。もはや説明不要の圧倒的な歌唱力。分かっていても身体ごと持っていかれてしまうからズルイ。
まさにヒット・チャートをかけぬけてしまったふたりの、アルバム先行マキシ・シングル。前作「奏(かなで)」以上に、キャッチーでメロディアスなポップ・ナンバーに、大満足な佳曲。この“せつなやんちゃ”な音楽家性を、キャラクターとしてどう認知させてゆけるかが、今後の課題か。★