2004年8月25日発売
古賀政男生誕100周年記念企画、そして五木ひろし芸能生活40周年記念企画として、昭和49年7月に発売された古賀政男作品集『影を慕いて』を復刻。エヴァーグリーンな名作の初CD化だ。
結成20周年を記念し、レーベルの枠を超えて全キャリアを網羅した2枚組全30曲。カーネーションというとどうしても、一筋縄ではいかない、ビターなポップ・センスに注目が集まりがちだが、選曲の関係からか、ここには男気あふれるロック・バンドとしての姿が刻まれている。
地道な活動を続け、2004年でついにデビュー10年となる、よしかわちなつの初めてのベスト・アルバム。「流氷伝説」「宿化粧」ほか、よしかわちなつのこれまでの軌跡を凝縮した内容だ。
“バトル”をテーマにしたフィンランドのヘヴィ・メタル・バンドのオフィシャル・デビュー・アルバム。バンドを軸に多彩な弦楽器や打楽器を駆使する音楽的器の広さは、バトルさながらの推進力を持つメロディを大きく聴かせることへと繋がっている。
イギリス出身のコーと、秋吉敏子オーケストラのバリトン奏者として知られるロビンソン。管楽器の両名手がクラリネットで奏でる対位法的なインプロヴィゼーションはひたすら美しい。映画の重たい空気感というよりはヨーロッパの静寂な森を想起させる一枚。
“サンバ・カンサォンの女王”にして、1958年のボサ・ノヴァ誕生を担ったブラジルの至宝エリゼッチ・カルドーゾの86年のライヴ盤。その深くて濃い歌声はやはり天下一品! 軽快なボッサ調もサンバも、彼女が歌うとまっく別物に聴こえてしまうから不思議だ。★
ジョアン・ジルベルトよりも先に「想いあふれて」を歌ったエリゼッチ・カルドーゾの名盤を、頭から最後までそのままカヴァーするという企画盤。もっともアレンジは現代的だし、どこか凄みの滲むエリゼッチに比べるとこの人は子ども合唱団のソロ担当のように純。
1971年に発表された戦前ブルースのバイブル的名盤。94年に7曲を加え再編成で初CD化された作品が、10年ぶりに再発する。スコセッシのブルース・フィルムを観て興味を持った人はぜひ。