2004年発売
「70年代日本のフリージャズを聴く!」第三期 Vol.22::アウトフィット「70年代日本のフリージャズを聴く!」第三期 Vol.22::アウトフィット
後に書かれた間章の解説を音楽に体現したと言ってもいい、ソロでの最高傑作。ベースと話し、自らの内なる“神”に到達して、心が次第に解放されていくのが伝わってくる。表現楽器としてのベースの可能性を“啜りつくした”貪欲な吉沢がいる。★
「70年代日本のフリージャズを聴く!」第三期 Vol.27::津波+カフナ「70年代日本のフリージャズを聴く!」第三期 Vol.27::津波+カフナ
日本を代表するパーカッション奏者と米国の知性派ピアニストとのデュオによる78年録音の2作をカップリング。みずみずしい創造的エネルギーとイマジネーションが二人に満ちていて、それを披瀝しながら、互いに触発し合い、空間を構築。長尺の演奏だが飽きない。刺激的。★
「70年代日本のフリージャズを聴く!」第三期 Vol.29::空中浮遊「70年代日本のフリージャズを聴く!」第三期 Vol.29::空中浮遊
制作・出演
セシル・モンロー / チベタン・ブルー・エアー・リキッド・バンド / ロドニー・ドラマー / 渡辺香津美 / 豊住芳三郎 / 近藤等則 / 近藤等則&チベタン・ブルー・エアー・リキッド・バンド発売元
ピー・エス・シー近藤のメジャー1作目であり初のリーダー作にあたる83年録音のアルバムが、リマスタリングされて再発となった。ラテン音楽やファンク調などのわりとポップな曲に、おおらかで歯切れよく鋭いトランペットはよく似合う。豊住のストレートなドラムも貴重かも。
「70年代日本のフリージャズを聴く!」第三期 Vol.30::ダンケ「70年代日本のフリージャズを聴く!」第三期 Vol.30::ダンケ
ドイツでのライヴと、スタジオ録音とで二部構成された、日本フリー・ジャズの極点。即興的に転がる原田のピアノにかぶさる、狂騒的な梅津のサックス。その絡み合いが実にスリリングで、唾を飲む緊張感でリスナーの耳を離さない。意表をついた“合唱”も披露。★
アースリングアースリング
前年のアウトサイド・ツアーのメンバーでもあったプログラマーのマーク・プラティを共同プロデューサーに迎え、ドラムン・ベースのリズムを取り入れた97年作品。ボウイならではの意欲作だ。
`アワーズ…'`アワーズ…'
ティン・マシーン時代からボウイのサウンドを支えてきたリーヴス・ガブレルズと全曲共作してレコーディングされた、シンプルで穏やかなアルバム。50代のボウイが老いと死に向きあった深みのある作品。