音楽むすび | 2005年10月26日発売

2003年“NHKサマーソングバトル”決勝進出をきっかけに、全国的知名度を得たネオ・フォークな二人組。都会の片隅に生きるありふれた若者たちの代表として、日常に転がる風景や小さなドラマを、叙情的なメロディで鮮やかに綴る。2005年2枚目のアルバム。

ミクスチャーという枠を超え、SOURCEというバンドが音楽と真正面に対峙したエモーショナルなサード・アルバム。初期の頃のようなジャム・セッションにより生まれたストレートなロック・サウンドが“歌”という武器を手に新たな地平に到達した一枚。

甘酸っぱい青メロディと疾走ギターが持ち味の、ランクヘッドが放つミニ・アルバム。抜群の耳当たりの良さはもちろん、降り注ぐ陽射しのような、ほのかな温かみのあるサウンドが目立つ。そして、ピュアな世界観は美しい景色を描く。

他アーティストの作品やコラボレーションに参加した曲のみを集めた、いわば他流試合ベスト。ハウス、ボサ・ノヴァ、ジャズ、アヴァンギャルドなど実に多彩な、しかも個性極まりない音ばかりだが、それらと相対してもまったく揺るがない孤高の歌声にあらためて驚嘆。★

フェアリーランドで活動してきたウィルドリック・リエヴィンとエリサ・マーティンが中心の5人組メロディック・メタル・バンドの初作。エスニックなアクセントが随所にちりばめられ、重厚で神秘的ながらも天空を流麗に馳せる疾走感を漂わせた好作。

荒波を越えて漁場へ船を出す漁師の心意気を歌ったド演歌「北海おとこ船」に続く、香田晋のニュー・シングル。タイトル曲は、山でひとり炭を焼く源造がくりひろげる人間ドラマを歌った、温かでリズミカルな楽曲だ。