2005年7月発売
ルガーノ・フェスティヴァル・ライヴ 2002-2004ルガーノ・フェスティヴァル・ライヴ 2002-2004
アルゲリッチと気のおけない仲間たちのアンサンブルを収録した3枚組セットである。シューマンのピアノ五重奏曲のように、一発勝負のライヴ録音であるが故に、合奏の緻密さよりも勢いが表立った演奏もあれば、ショスタコーヴィチのピアノ三重奏曲第2番のように、既発売の盤より引き締まった演奏も収録されており、彼女のファンにはこたえられないセットだろう。デラハントがピアノを担当したドヴォルザークのピアノ四重奏曲第2番が、音楽を無理なく息づかせ、ノスタルジックな色合いをも大切にした名演である。
EMI CLASSICS 決定盤 1300 122::ハイドン:交響曲第102番 第104番「ロンドン」EMI CLASSICS 決定盤 1300 122::ハイドン:交響曲第102番 第104番「ロンドン」
テンポが遅い分スケールも大きく感じるが、それだけでなく、古典的な造詣のしっかりした、非常にバランスの良い演奏だ。このテンポ感と構築力が、ドイツ的な堅固さを生み出している。精気に満ちたハイドン。
EMI CLASSICS 決定盤 1300 131::ブラームス:交響曲 第3番 第4番EMI CLASSICS 決定盤 1300 131::ブラームス:交響曲 第3番 第4番
少しの無駄のない純化された第3番だが、チャーミングさも顔をのぞかせている。情熱的で緊迫感あふれる第4番と、クレンペラーの、ブラームスのすごさがストレートに伝わってくるアルバムだ。