2005年発売
ストレート・フロム・ザ・ハートストレート・フロム・ザ・ハート
アン・ピープルズと言えば『アイ・キャント・スタンド・ザ・レイン』と言う方が多いが、その前作である本作も実は名盤の名にふさわしい傑作である。多少ブルージィではあるが、ハイ・サウンドの充実期に作られただけあって重厚な音が魅力の通算3枚目。
ハード・トランス・レイヴ #04 MIXED BY DJ UTOハード・トランス・レイヴ #04 MIXED BY DJ UTO
“トランス・レイヴ”の最速シリーズの第4弾。全曲日本初CD化というのが嬉しい。ミックスはジャンルをクロスオーヴァーしたスタイルがクラバーに支持されている、DJ UTOが担当。
静止した夢のパヴァーヌ プレイアデス舞曲集より 他静止した夢のパヴァーヌ プレイアデス舞曲集より 他
叙情的な作風によって知られる作曲家吉松隆の「プレイアデス舞曲集」を軸に、プーランクやラモーの小品を新進気鋭のピアニスト松本和将が演奏した珠玉の曲集。澄み切った空気を感じさせるクリスタルな音色は、疲れた心を癒す薫風のように心地よく清々しい。
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 OP.61/ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 ト短調 OP.26ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 OP.61/ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 ト短調 OP.26
すべてにわたってかっちりと弾かれることが、こんなに清々しかったかとあらためて思わせてくれる。それでいて彼女の音楽はとても自由で温かい。どんな時でも崩れぬ美音も特筆もの。M.ザンデルリンク&ベルリン室内管の強力なバックアップがあってこそ、だけど。
レスピーギ:ローマ三部作レスピーギ:ローマ三部作
指揮のロタは、まだ日本ではあまり知名度がないが、これからが期待できそう。多少のツメの甘さはあるけれど、ゴチャゴチャになりやすいスコアをかなり明快・克明に鳴らしている。揺れ動くフレーズへの柔軟な対処も巧い。オケも熱のこもった演奏ぶり。
STANDARD MINDSTANDARD MIND
PONTA BOXなどで知られる人気ピアニストがスタンダードに初挑戦。楽曲のスピリットを軸に据えつつ、みずみずしい感受性で、心の琴線に触れる情景を繊細なタッチで描き出す。トリオとは思えぬスケール感の中に浮かび上がるピアノの音色の美しさは絶品。