2006年3月22日発売
2004〜2005年に行なった、武道館、台湾、香港などを含むライヴ・ベスト盤。堀江博久ら辣腕ぞろいのメンツによるバンドの、ダイナミックな演奏が全編で弾けている。規模の異なる会場の音源を巧みな編集でつなげ、架空のライヴのような作品に仕上げているのも秀逸。
夏川りみのアルバムは10組の極上のデュエット・コラボ。BEGINや古謝美佐子といった十八番のデュエットはもちろんのこと、今回の新発見はゴスペラーズの黒沢薫とのコラボ。R&Bテイストの夏川のヴォーカルは一聴の価値がある。Kiroroとは同窓会風で微笑ましい。★
3ピース・バンドの約1年2ヵ月ぶりとなる通算21作目のシングル。そろそろデビュー10年目になるが、どれもキャッチーなギター・サウンドと、ヤンチャな和田唱のヴォーカルが健在だ。初期の代表曲の(3)も瑞々しいまま。ポルノグラフィティのファンにもオススメ。
ピアノをメインにしたギターレスR&Rを聴かせる4人組のファースト・アルバム。BF5とエルトン・ジョンを合わせたような感じだが、そこに大阪人らしいあっけらかんとした歌が乗っかって、他にない世界が出来上がっている。作編曲のレベルもかなり高い。★
90年代以降の作品から、和製R&Bスタイルの楽曲を集めたベスト盤。タイトル曲をプロデュースした横山剣をはじめ、若い世代とのコラボレーションが彼女本来の魅力を浮き彫りにしている。
“スポーツ根性もの”TVアニメ/ドラマの主題歌・挿入歌を一挙収録。『巨人の星』や『サインはV』のテーマ・ソングなど、かつて汗と涙でお茶の間を酔わせた名曲の数々が高音質で甦っている。
童子ーT初のベスト・アルバム。メジャーで発表した全シングルに代表曲を付け加えた充実の楽曲群が、アンプラグドでリアレンジされている。ヒップホップ・ファンのみならず、広い層にアピールできる一枚だ。
期待される演歌の姿を見事に演じている香西かおりの「最北航路」。くどくなく、淡く女の情感を歌い、宗谷や利尻といった寒々とした景色に女の思いを託していく。「放浪歌」では、螢の命に思いを重ね“いい想い出があれば”と女の人生をゆったりと歌う。