2006年4月26日発売
ビジュアル系バンド、アリス九號.の初のフル・アルバム。ポップス・テイストを多分に含んだ曲とアレンジが心地よく響く。何といっても歌メロの清涼感は、この手のシーンにはしばらくなかったものだ。とはいえ、ラルクからの影響が至るところに見られる。
大塚文雄の40周年記念企画アルバム。これまでキングレコードで録音した数多くの音源の中から、特にリクエストの多かった民謡を中心に、舞踊歌謡、三橋ヒット曲から構成され、彼の代表曲が楽しめる内容となった。
フィンランドのメロディック・デス・バンド、カルマの通算4枚目のアルバム。新キーボーディストに元ポイズンブラックのマルコ・スネックが加入し、これまで以上にファストなカルマ・サウンドを聴かせてくれる。
復活で話題のサバイバーのメンバーである彼(ただし、今回の復活はソングライトのみの参加)。これはソロ名義作。ジムの包容力あふれたヴォーカルを核とした楽曲は、エッジの利いたメロディアス・ロックからAORタイプのバラードに至るまで大人のロックを満喫できる。
オーストラリア発の、ア・カペラ・スタイルによるジャズ・コーラス。結成13年というキャリアが作り出すサウンドは、間違いなく世界トップ・レベルで、ピュアな声を保っているのも見事。日本デビュー盤にして、旬の輝きに満ちた名盤。ア・カペラ・ファン必聴。★
「カモナ・マイ・ハウス」で戦後の日本ポップスをリードした江利チエミがキングに残したジャズ・レコーディングのコンピ。カール・ジョーンズとの共演が目玉だが、これらの歌が吹き込まれた時期の日本ジャズの高い実力も合わせて窺える。
“踊るコンダクター”として人気を呼んだスマイリー小原率いるスカイライナーズのベスト盤。テレビ番組『ヒット・パレード』のレギュラー出演でお茶の間の人気者になったビッグバンドだ。抜群のテクで演奏されるジャズ&ダンス音楽の極上のエンタテインメントだ。
元サバイバーのメンバーを中心とするメロディアス・ロック・バンドのライヴ盤。終始エモーショナルな熱演が、劇的な構成の楽曲をより劇場型に。これまた劇的にアレンジされた名曲(14)は、格差社会ニッポンでもがくファンの胸をも熱く貫くはず。[2](4)(5)は日本盤のみの収録。