2006年6月7日発売
童謡風なシンプルなメロディを透明感あふれる声で歌う手嶌葵(てしまあおい)のデビュー曲。話題の宮崎吾朗第1回監督作品『ゲド戦記』の挿入歌で、手嶌はテルー役の声も担当。ア・カペラでの気品に満ちた歌声には、早くも大物感を漂わせている。
女性ツイン・ヴォーカルを擁するスクリーモ・バンドの初ミニ・アルバム。一方の歌が温かい女性的歌唱のため、メロディアスな歌モノJ-POPと爆走激情パンクが入り組んだ不思議な音楽性を生み出していて面白い。本作発表後に女性ヴォーカル二人が脱退したそうで残念。
2004年に生まれた日本発のアメリカン・ロック・バンド、Cannon Ballの1stミニ・アルバム。大陸的な広大さと突き抜けていくようなアメリカン・ロックならではの爽快感で、懐かしくも新鮮なギター・サウンドを聴かせる。
艶っぽい声質が、ラブ・バラードの曲調にピッタリ。(1)(2)とも抑え気味のヴォーカルが逆に奥行きを生んで、楽曲の世界を広げている。ときにフォークっぽい雰囲気もあるが、基本線はピアノ・メロの良質ポップス。(2)の間奏のギターでルーツはこれかと。
R&B、ヒップホップ、ダブなどをベースにした刺激的なトラック上を社会的かつ詩的なライムが踊り、まさに“うねる”グルーヴを見事に築き上げる男女二人のユニット。ライヴなどではすでに話題騒然の彼らによる待望のデビュー作がこれ。実にドラッギィな作品だ。
TSUKI NO WAのサックス奏者、伊藤匠を中心としたインスト・ユニットのファースト。ラップトップ、サックス(シンセ)、ベース、ドラムという編成でエレクトロニカ・ジャズというイメージを超えた精緻で知的な音遊びが繰り広げられている。
八王子出身のメロディック・パンク3人組が放つ初単独音源。スコットランド系ハーフのLockhartによる哀愁の英語詞ヴォーカルが最大の魅力で、緩急様々な作品をパワフルに鳴らしている。