2006年6月発売
4人組のバンドの、メジャー・デビュー・シングル。ツイン・ギターの、シンプルなバンド・サウンド。3曲ともラブ・ソング。恋愛ソングも失恋ソングも、いずれもそのヴォーカルは熱い。いい意味で、猪突猛進的な前のめりの勢いが感じられる。
93年に宇崎竜童が元ザ・スパイダースの井上堯之らと共に結成したロック・バンドのベスト盤。味のある渋いサウンドが持ち味で、一流ミュージシャンらしい一貫した“大人のロック”を堪能できる。
クラリネットの名手が泰然自若たる風情で吹いている(サックスも演奏)。彼の凄いのはどちらの楽器でも表現スタイルが一貫していること。例えば優雅で温かみのあるCDタイトル曲を(1)(11)で吹き分けているが、息づかいも伝わる、精妙な楽器の表情はどちらも見事。★
『オペラ座』『シカゴ』『美女と野獣』など、ミュージカルに疎い人間でもなんとなく耳にしたことのあるようなナンバーばかりで、マルティーノのラテン風味のプレイとも相性がいい。考えてみれば、昔はミュージカルからジャズのスタンダードが生まれてたんだっけ。
制作・出演
PaulG.Ulrich / アウグスト・ヴィルヘルム・シェアー / ウンシュ / オリヴァー・ストラウチ / ゲルト・デュディック / ストラウチ・セクステットfeat.ケニー・ウィーラードイツで活躍するピアニストとドラマーによる双頭バンドにケニー・ウィーラーがゲスト参加。大半を占めるオリジナル曲には陰影に富んだいい曲が多く、彼らの透徹した美意識から生まれるアンサンブルが鮮やかで個性的。ソロでは、ジャズ魂が静かに燃えさかる。
ベテランのドイツ人ピアニスト率いるトリオが2004年秋に母国で行なったライヴを収録。ジャーマン・ジャズが世界をリードしていた60年代の息吹を今に伝える、ファンキーで力強いストレートなジャズ。重量感のあるグルーヴとロマンの香りの交差が聴きどころ。
ロシア出身のレジーナ・リトビノバ率いるドイツの精鋭エクストリーム・トリオの快作。ゲストのトランペット奏者アレックス・シピアジンを中心にフィーチャーした。アグレッシヴで自由奔放なストレートアヘッド・ジャズを展開。引き付ける十分な力量あり。