2006年7月26日発売
長きにわたって第一線で活躍し、数々の賞も受賞している長唄三味線奏者、今藤政太郎のCDアルバム・シリーズ第3弾。長唄界・邦楽界の若手花形が揃って出演しているのも魅力。
ついにCDで登場した、という他はない、日本合唱史における貴重な音源。東京混声合唱団は、日本初のプロ合唱団であるだけでなく、日本の合唱活動をコンテンポラリーな地平に誘う原動力となった集団だ。このアンソロジーは、彼らの20周年記念企画(76年)として編まれたもので、驚くばかりの求心的な内容となっている。編集は、LP初出時の内容をそのまま収録することに徹したもので、ブックレットにある、現代合唱曲の旗手であった邦人作曲家たちへの合唱団からのアンケートなど、いまや非常に興味深いものとなった。
2006年1月に急性心不全で亡くなったピアニスト、本田竹曠の1971年録音の3rdリーダー作。故郷の宮城県浄土ヶ浜と、浄土を意味する「宇宙」をテーマにした壮大なタイトル曲他、みずみずしい感性のナンバーが楽しめる。
歌伴奏にも定評があった本田竹曠が、レコードとして初めてリリースしたジャズ・ヴォーカル・アルバム。女性ヴォーカリスト、ママーTのアルバム・デビュー作であり、ポップス、ジャズなどがバランス良く収録された良質なヴォーカル・アルバムだ。
当時、大胆に若手を起用し多大な人気を博した渡辺貞夫グループが全面参加した、本田竹曠の記念すべき初リーダー・アルバム。ジャズ・スタンダードを中心に、ポップス楽曲なども収録した豪華な1枚だ。
ベテラン・アーティストの北村英二が、旧友テディ・ウィルソンとともに制作したアット・ホームな雰囲気の暖かなアルバム。ジャズの名スタンダードばかりが収録され、コアなマニアからジャズ入門者までオススメできる1枚だ。
発売元
株式会社ギザ関西で活動する女性ヴォーカル・ユニットの第1作。2005年12月から2006年5月にかけてのライヴ録音が収められ、それぞれのソロありデュオありの変化に富んだ内容。途中の5拍子が新鮮な(3)はコーラスの美しさも聴きどころ。メドレーの(7)は軽やかなヴォーカルが心地よい。
ニャタリ(1906〜88)は、ブラジルの匂いのする楽曲をさまざまなジャンルで、生涯にわたって書いた人。いわゆるクラシック作品を集めたわけだが、高い芸術性と親しみやすさを併せ持った彼の作風の概要がつかめる仕掛け。その魅力を、名手・尾尻の快心の演奏とともに。★
ゲイリー・ヒューズ率いるテンの、前作から約2年ぶり、通算8枚目となるアルバム。イギリス屈指のメロディアス・ハード・ロック・バンドの面目躍如といえる、充実のサウンドを聴くことができる。
フェア・ウォーニングの再結成後初となる、通算5枚目のアルバム。楽曲はほとんどベーシストのウレ・リトゲンによって書かれた抒情系メロディアス・ハード。トミー・ハートの伸びやかな歌声も素晴らしい。