2006年7月発売
英ブルースの父、アレクシス・コーナーが、キング・クリムゾンのメンバーだったボズ・バレル、メル・コリンズらと72年に結成したスネイプ、唯一のスタジオ作。ブルースだけでなくファンキーなR&Bも聴かせる意欲作で、スティーヴ・マリオットがオルガンで参加した(8)は貴重だ。
ジェスロ・タルと並んでフルートを導入したロック・バンドのグレイヴィ・トレインの73年のサード・アルバム。リズム・チェンジや変拍子などジャズ・ロック的なアプローチを取り入れているが、不思議と難解さはなく、バランスよいサウンドでまとめられている。
65年のデビュー作。イギリスのボブ・ディランと呼ばれたようにアコースティック・ギターをメインにしたフォーク調だが、伝統曲からの影響など、すでに興味深い独自の個性を発揮していた。栄光の60年代を築いたドノヴァンの新鮮な感性が詰まっている。
65年に発表されたドノヴァンのセカンド・アルバムの紙ジャケ復刻。前作から5ヵ月のインターバルでリリースされたにもかかわらず、すでに“英国のディラン”といった枠を超え、トラッドを吸収した独自の音楽スタイルを築きつつある作品になっている。
ブリティッシュ・パブ・ロック・バンドが74年にリリースしたセカンドが紙ジャケ仕様でリイシューされた。ロカビリー、カントリー、R&Bをゴチャマゼにした多様性に富んだサウンド、そのユニークさが作品全体にパッと広がる。ジャンルの垣根を超えた快作とも言うべきか。
イアン・デューリーが率いていたバンドの記念すべきデビュー盤(75年)。R&Rからレゲエ、カリプソまで取り入れる多様な音楽性ながら、独特の“滋味”によって統一されたパブ・ロックが味わえる。そんな雑多感とヒネクレ具合に、当時のデューリーの勢いと魅力が表われている。
元ソフト・マシーンのジョン・エサリッジが参加していたイカルス唯一にして、マーヴェルとモメて一瞬で廃盤となったアルバム(72年発売)が奇跡の復活。マーヴェルのキャラをタイトルにしたハッタリの利いた曲が並び、ブリティッシュなのに泥臭いジャズ・ロックを聴かせる。
上方落語を代表する落語家の名演集シリーズ。本シリーズの最大の魅力は、昭和期の高座だけを収録している点で、脂の乗った頃の名演ばかりを10枚に厳選収録。人間国宝ならではの質の高い落語を堪能できる。
上方落語を代表する落語家の名演集シリーズ。本シリーズの最大の魅力は、昭和期の高座だけを収録している点で、脂の乗った頃の名演ばかりを10枚に厳選収録。人間国宝ならではの質の高い落語を堪能できる。
2006年7月リリースのメジャー4枚目のシングル。急速に人気を高める中の意欲作で、個性豊かなヴォーカルや独特の響きを持つ日本語など、中心人物・野田洋次郎の才能が際立つ。カップリングもタイトルがユニーク。