2006年9月13日発売
漂泊する今の子供たちの姿を歌う「鉢植えの子供」で感じる視線は、青春挽歌といえる「悲しい螺旋」にも通底している。70年代フォークに見られた優しさが拒絶となる痛みがここにある。古いと使われなくなった日本語を意識して使った歌詞ならではの情景も。
「夢・花火」「今宵エデンの片隅で」に続く、シングル3ヵ月連続リリースの第3弾は、アコースティック・ギターのミステリアスな音色が印象的なバラード。低音を響かせた中村由利のヴォーカルがなんとも心地良い。
2006年9月発表の1stソロ・アルバム。アニメ『獣王星』の主題歌となった「Deep in your heart」をはじめ、相方・堂本剛とはまったく趣の異なるナンバーが満載。ソロとしての充実ぶりがうかがえる会心の作品に仕上がっている。
映画『ゲド戦記』に楽曲を提供するなど活躍の目立つ彼女の1年7ヵ月ぶりになるオリジナル・アルバム。静粛と情熱の混ざり合う独自の世界観はさすがの一言で、今回はモンティ・パイソンの楽曲をカヴァーしたり、セルフ・カヴァーもありで、バラエティに富んでいる。
米アラバマ産3ピース・バンドによる怒濤の4ヵ月連続アルバム・リリースのラストは、日本のファンのためだけに録音されたという特別版。60'sガレージ・パンクを彷彿させるパワフルなビートにハーモニーが合体した、良質の3分間パワー・ポップが満載!
M80'sやThe Sterics、といった70年代から85年まで活躍していたパワー・ポップ系のバンド5組を収録したオムニバス。そのほとんどが未発表曲というレア度で、パンクやガレージ・サウンドにポップ性が加味されたグッドな楽曲ばかり。時代を感じる一枚だ。
ロビン・ヒッチコックのアルバム。ジョン・レノン・ライクな声と、ブリティッシュ・ビートを思わせるキャッチーなリフ、哀愁味を帯びたメロディ、どこか耽美でサイケな佇まいが相変らず眩いばかりの魅力を放っている。R.E.M.のピーター・バックらの参加も話題。★
ピアノの調べが優しい。ストリングスが美しい。旅をテーマに書き下ろした音楽歴35周年記念曲で、JR西日本のCMキャンペーン・ソング。鬼束ちひろが歌った(2)、阿久悠が詞を書いた(3)、山口百恵に提供した名曲(4)も収録され、まさに“旅ベスト”的な一枚だ。