2007年1月11日発売
2006年に完全復活した、80年代スウェーデン・パンク界の伝説の1作目に、EPや未発表音源を収録したCDをプラス。勢い先走り気味のハードコア・サウンドは、同年代のジャパコアを彷彿させる部分が少なくなく、内に秘めたエモーションを激しくかき立てられる。
このところカヴァーが大流行だが、久々のアルバムは男性歌手のカヴァー・アルバム。70年代のフォーク・ニューミュージック系の曲が多いが、ボサ・ノヴァの「ふれあい」やヒップホップな「学生街の喫茶店」と、大人の柏原芳恵を意識したアレンジがおもしろい。男の歌をどう歌ったか楽しむ一枚。
シンプルなオールディーズ・スタイルのロックンロールと、メロコアの感性を自然にミクスチャーさせた素直な曲の良さが胸にしみる。モータウンの名曲「ドゥー・ユー・ラブ・ミー?」のカヴァーをはじめ、凝ったコーラス・ワークにもセンスが見えるセカンド・アルバム。
メタルやヘヴィ・ロック、エモ寄りのメロコアを基調に、豪快な爆音を響かせる2000年結成の4人組。これは彼らのルーツをさらけ出したカヴァー作で、MR.BIG、ヴァン・ヘイレン、モトリー・クルー、エクストリームなどをバンド小僧感覚で楽しくプレイしまくり。
バークリー音大を首席卒業、ヴァイオリン界に降臨したディーヴァ! インストゥルメンタルながら、この色香。中塚武らクラブ・シーンで話題のプロデューサーを起用したセカンド・ミニアルバム。ポール・ダンスに痺れるラグジュアリーなミュージック・クリップ入り。
通算14作目。1曲目は、恋を綺麗に終わらせようとする彼の嘘を見破る(が彼には言わない)アンニュイな歌唱のミディアム・バラード。2曲目は、別れ際の心の叫びを絶唱するメランコリックな楽曲。1曲目→2曲目の時系列や歌唱の変化が秀逸。女の本音は、ホラー映画よりずっと怖い。★