音楽むすび | 2007年10月24日発売

右肩上がり急成長するビジュアル系バンド、アルバム先行リリースのシングル。「TSUBASA.」は駆け抜けるギター・サウンドと哀惜＆キャッチーを併せたメロディが傷心にしみる、正統派ロック。刹那的な歌詞世界と多彩な情景を感じさせるヴォーカルが、楽曲に滋味を持たせている。

本アルバムはジョエルのデビュー作、スウェーデンでの録音である。愛がテーマのこのアルバム、ビル・エヴァンスで有名な「ユー・マスト・ビリーヴ・イン・スプリング」で十分な実力を示し、じっくりと聴かせるバラードや有名曲「恋に落ちた時」ではフレッシュな若さを感じさせる。歌唱力十分で今後も楽しみな歌手である。

スウェーデンのハード・ロック・バンド、プードルズの2ndアルバム。ポップネスにフォーカスしたハード・ロック・サウンドで、覚えやすくツボを突くメロディは病みつきになりそうだ。個性的なヴィジュアルもいい。

彩愛玲のデビュー・アルバムは、クラシックの名曲や（父親が台湾とのハーフということもあり）台湾民謡などをハープの独奏だけで聴かせる。耳馴染みのある4、9曲目もハープの音色だとまた違った世界観を感じさせる。ハープの澄んだ音色は聴いているだけで心が洗われるよう。

堺正章や井上順、かまやつひろしらが在籍した人気GSグループ、ザ・スパイダースのベスト・アルバム。120万枚を超える大ヒットとなった浜口庫之助による「夕陽が泣いている」をはじめ、名曲の数々を収録している。

“ショーケン”こと萩原健一を擁し、ザ・タイガースと人気を二分したGSバンド、ザ・テンプターズのベスト・アルバム。1968年発表の「神様お願い！」や大ヒット曲「エメラルドの伝説」などが楽しめる。

シンガー・ソングライター、永山尚太の2007年10月発表のマキシ・シングル。ノスタルジックで切ないサウンドと透明感のある優しい歌声が見事に重なり合った、胸を打つミディアム・ナンバーだ。

ガールズ・バンド、中ノ森BANDの7枚目のシングルは両A面仕様。それぞれ「イソブラボー」は甲本ヒロト、「雪」は真島昌利による書き下ろし楽曲で、パンキッシュなサウンドに彼女たちの魅力が弾けている。