2007年11月発売
岡山在住のエレ・ポップ・トリオのデビュー・ミニ。タイトなバンド・サウンドとエレクトロをほど良く組み合わせ、センチメンタルな泣きのメロディをのっけて、ダフト・パンクを彷彿させるようなドリーミィな世界を構築。甘酸っぱい系のミディアムな曲もあり、全編キラキラ感充満。
m-floやギターウルフとのコラボでも知られるジャズ・バンド、Bloodest Saxophoneのフル・アルバム。疾走感に満ちたポジティヴなサウンドが満載されており、フロアを総立ちにさせるパワーがそのままに収録されている。
ミニー・リパートン「ラヴィン・ユー」やマーヴィン・ゲイ「アイ・ウォント・ユー」、エディット・ピアフ「愛の賛歌」などを集めたカヴァー・アルバム。誰もが耳にしているであろうスタンダートなラヴ・ソングが、情感たっぷりのヴォーカルで蘇る。
キュートな女性ヴォーカルをフィーチャーした名古屋出身のメロディック・パンク・バンドのファースト・アルバム。ポップでスピード感があって単純明快。ソリッドなバンドの音もいい。全部英詞だが、唯一日本語の「クライマー」が一挙にJ-POP世界に接近するのは言語のせいか。
カザルスが晩年ほとんど唯一の演奏の場としていたマールボロ音楽祭でのライヴ録音。偉大な巨匠と音楽を創り上げているという気概がオーケストラにみなぎっていて、素晴らしくスケールが大きな演奏となっている。
制作・出演
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団 / コル・イスラエル交響楽団 / スターン / テル・アヴィヴ・フィルハーモニー合唱団 / ネタニア・ダヴラツ / バーンスタイン / メンデルスゾーン / ヨセフ・フリードランド67年の第三次中東戦争のあと、東エルサレムがイスラエル側に統合されたのを記念してスコープス山の野外劇場で行なわれた演奏会のライヴ録音。マーラーの「復活」第5楽章がヘブライ語で歌われている。愛国的なイベントでの熱のこもった演奏だ。
ベートーヴェンが名演。第2楽章も含めNYPをゴージャスに鳴らしつつ、バーンスタインの歌い口はニュアンスに富み、粋で説得力がある。第3楽章のわくわくさせる躍動感や副主題のノリはいかにもレニーらしい。モーツァルトはゆったりとしたテンポでの堂々とした趣。
「ピアノ協奏曲第1番」はベルマンとシカゴ響がガチンコ勝負さながらに激しく火花を散らす烈演。鋼鉄のような強靭さとパワーに満ちたベルマンの独奏だが、ブラームスの繊細な憂愁も的確に捉えている。「悲愴」はカーネギーホールでのライヴで、両端楽章の求心力の強さが印象的。
ジュリアードSQの黄金時代の録音。この第1期のメンバーによる時が最高だったという評価は、いまだに根強いものがある。機能美ともいえる現代的で鋭い感性に彩られたモーツァルトは、やはり新鮮に響いている。
ブダペストSQの2度目のベートーヴェン弦楽四重奏曲全集。彼らの円熟期の録音で、機能的で厳格なアンサンブルと、ヨーロッパの香りを持つ響きとが一体となった名演として、この曲集の最高峰に挙げられている。
制作・出演
TerryHolowach / エルマー・セッツァー / カート・レーベル / グレン・グールド / シンフォニア弦楽四重奏団 / トマス・リベルティ / トム・ブレナンド / トロント交響楽団のメンバーオーマンディ時代、フィラデルフィアには名手が揃っていた。しかし、オーマンディはその強者たちの手綱をしっかり握っていたからこそ、あの豪華な響きを維持できたわけである。伴奏、各奏者の妙技ともども第一級である。優れたオムニバスとしても推奨。
ジャンルを超えて活躍しているヨーヨー・マが、ジャズに挑戦したアルバム。スタイリッシュなジャズの響きに乗せて、彼のテクニックが冴えわたっている。フランスのジャズ・ピアニスト兼作・編曲家のボリングら共演者も、見事な演奏を聴かせている。
シェリングの2度ある録音のうち最初のもの。2度目のものが超名演として有名だが、本作のモノラル録音も聴きどころが満載。作品の核心へと突き進む毅然とした端正美の中に、シェリングならではの格調の高さが伺える。