音楽むすび | 2007年3月発売

1978年に発表された『GUITAR WORKSHOP』の第2弾。秋山一将、大村憲司、森園勝敏、山岸潤史の4人が六本木のPIT INNに集結し、メロウな雰囲気のライヴ・セッションを繰り広げている。

10年前に発表されたロングセラー曲が、アニメ映画主題歌に起用されたのをきっかけに再登場。劇中流れるインスト・ヴァージョンの2曲目が、リマスタリング音源の1曲目とDVDにのみ収録されていた弾き語りの3曲目をつなぐという構成。バラード系代表曲なのは間違いない。

福山雅治の「桜坂」やコブクロの「桜」、宇多田ヒカル「SAKURAドロップス」やスピッツの「チェリー」など“桜”にまつわる日本のヒット曲をレゲエにアレンジした企画アルバム。元は男声の曲が多いが、女声で歌うのも新鮮。日本古謡「さくらさくら」が後ノリでゴキゲンに変身。

3年ぶりとなる3作目。8曲目のような英語と日本語を複雑に織り込んだ長編バラードは彼女ならではの崇高さがあるが、2、4、6曲目の洋楽有名曲をカヴァーしたり、親友との永遠の別れを綴った5、7曲目などを情熱的な歌い上げたり、親しみやすく新しい魅力にも満ちた意欲作だ。