2007年4月発売
BUCK-TICKのギタリスト・星野英彦が結成したユニットの1作目。英国人シンガーのケリー・アリ、宅録アーティストのCube Juiceを迎え制作、70年代ロックを今日的なデジタル手法で表わしたような音で、ヘヴィにうねるサウンドの上でアリのセクシーなヴォーカルが弾ける。
自らのルーツであるR&Bを再発見すべく渡米し、Ne-Yoやテディ・ライリーらとの貴重なコラボレートをモノにした通算6枚目の自信作。タイトなリズムとソフトなハーモニーのバランスが絶妙で、さすがキャリア10年の年季を感じるクオリティの高さに納得。
戦後昭和期の日本を代表する数々のメロディを生み出した吉田正。その膨大な作品から選りすぐりのナンバーを、コンチネンタル・スタイルの大編成オーケストラで演奏するタンゴ・アルバムの第3弾で聴けるのは、ノスタルジーいっぱいの昭和という時代の息吹。
ピアソラの没年である92年に発表した多重録音盤を曲順を変えて再発。原盤タイトルだった「バレエ・タンゴ」(6:57あたりからわずかにズレあり)は彼に捧げられただけあって華麗さが光るし、口笛とともに始まる「チキリン・デ・バチン」の感傷性もお薦めだ。「アディオス・ノニーノ」も立体的で聴きごたえがある。
ブラジルで録音したガリアーノのアルバム。母体となっているのは4人組のタンガリア・カルテット。そこにゲストが加わり、タンゴやジャズを超えてユニークな演奏が綴られていく。アコーディオンによるパッションとロマンの妖しい輝きが味わえる。
そのゴスなルックスと挑発的なパフォーマンスで話題騒然のUKガレージ・パンク・バンドが、ついにアルバム・デビュー。ジョー・ミークにも影響を受けた彼らのサウンドは、凡庸なパンクとは一線を画すもの。そんな彼らの確信犯的な悪趣味は、一度ハマると癖になる!
ザ☆ボンの2ndシングル。2007年の桜の季節に合わせた「さくら陽」は、キャッチーな旋律と切ないヴォーカルに彩られたラブ・ソングだ。前作「サニードライブ」のインストも収録。