音楽むすび | 2007年5月16日発売

90年代の始めから活動を開始し、地元ドイツのメロディック・パンク・シーンでは代表的な存在であるノット・アベイラブルがついに日本デビュー。骨太のギター・リフに高速ビート、一度聴いたら忘れられない極上のメロディがぎっしりと詰まった名盤だ。

91年に結成され、すでに海外でのツアーも経験している実力派4人組ロック・バンドのメジャー・デビュー・シングル。キャッチーなメロディとどことなく切ないヘヴィ・サウンドが特徴的。

結成20年目で設立された自主レーベルから発信された新しいステップとなる11枚目のアルバムは、質的に強いサウンドが目につく限りの空間を埋めていく。燃え立つように、リリカルに、滑らかに、流れゆく時をすべて巻き込んでいく演奏のさまには美しさすら感じる。★

リック・ルービンを共同プロデューサーに迎えて制作した4年ぶりのオリジナル3作目。ミクスチャー性は薄まったが、そのぶんだけ緻密にアレンジされた曲構成やメロディの良さが際立つ作りで、バンドの成熟を伝えるとともに確かな手応えに満ちている。