音楽むすび | 2007年8月発売

都内のクラブで精力的に活動を続ける6人組グループのデビュー・アルバム。ソウル、ヒップホップ、レゲエなど、さまざまな音楽的要素を融合させ、ゆるやかな気持ちいいサウンドを創造している。ヴォーカル、DJのわかりやすい日本語の歌詞に好感が持てる。

2005年のVDGG再結成コンサートが話題となったハミルのアルバム。これまで音楽で自身の内面を表現してきた彼が、大病からの生還後、全楽器を一人で演奏して作り上げた本作は、従来よりメリハリの利いたアレンジにいつになくスピリチュアルな高揚感が感じられる。

カラダで聴くマーラー。移り行く響きの表情を彫琢して濃厚な物語世界に引き込むのではなく、旋律やリズムのかたちが働きかけてくるモノにストレートに反応したエモーショナルな熱演である。彩りはモノクロに近いが、情にまとわらないフィジカルな快感がある。

北の大地・札幌のヒップホップ・シーンを背負って立つラッパー、HOKTのメジャー・デビュー・アルバム。DS455やDABO、SUIKENら豪華なフィーチャリング・アーティストも話題の渾身作だ。