2007年9月発売
加藤和彦と坂崎幸之助のユニット、和幸のデビュー作。60年代から70年代にかけて活躍した人気ポップ・ユニットのヒット集という設定。ネタ元は“夜妻一郎”氏の解説に詳しいが、フェイクなお遊びに終わらせないあたりが見事。逆に力が抜けて、いい味が出ている。
優雅に奏でられるストリングスに、歌う喜びに包まれたような華やかで伸び伸びとしたヴォーカルが絡む。キラキラと輝く柴田淳の歌声は、たった2曲しかないシングルCDに耳を傾けるだけで、光にあふれ、ほろ苦さに味付けされた世界を描きだす。
シングル「Softly」「恋しよう♪」「L・O・V・E U」を含むファースト・アルバム。アコースティックな手触りのバラード「Missig」、R&Bテイストを含んだ「Could you be that one?」、作詞・作曲に初参加した切ないナンバー「Again and Again」などを収録。
ライヴ盤2枚組。1枚目はメイシオがヴォーカルを披露し、敬愛するレイ・チャールズゆかりの名曲を歌う内容。無論、サックス演奏にスポットライトが当たる2枚目は彼の独壇場だ。気骨あるファンク魂が炸裂するサックスは燦然たる輝きを放ち、会場の熱狂もすごい。
チバユウスケ率いるThe Birthdayの2ndアルバム。ハイテンションなロック・チューンや美しいメロディが光るミディアム・ナンバーなど、幅広い音楽センスが発揮されている。
ワッツ・アップ?シリーズのR&B編、グレイテスト・ヒッツの第2弾。2007年のR&Bシーンをいいとこ取りしたラインナップで、Disc1は泣ける編、Disc2は踊れる編というテーマで構成されている。その日の気分でお好みの盤を選ぼう。
アニメやCMなどで高い評価を受けてきた女性シンガーのバラード。ギミックのない正統派のヴォーカルは、ともすれば聴き流されてしまうかもしれない。でも聴き手に上手さを感じさせない上手さ、これをできる歌い手は本物だと思う。この良さがわかれば大人だね。
エディット・ピアフの名曲「愛の讃歌」を、松岡充が冷めた現代人に向けて“愛してる”ことの意味を問いかけた歌詞に変え熱唱。原曲とはひと味違った、聴き手の心を潤す温かな姿に変貌。この作品の収益金はすべて、“夏目雅子ひまわり基金”に寄付される。
制作・出演
ザ・D.C.ホーンズ / ジュリアン・クランプトン / ダウン・トゥ・ザ・ボーン / トニー・レミー / ニール・アンギリー / ニール・カウリー / ポール“シルツ"ウェイマー / リチャード・サドラー発売元
ユニバーサルミュージックUKコンテンポラリー・ジャズ・チャートを賑わすジャズ・ファンク・グループの6枚目。UKシーンを支えてきた音の職人で脇を固め、重厚なリアル・グルーヴで酔わせる。ゲストのヴァイブの名手、ロイ・エアーズらとのスタイリッシュなコラボレーションにも注目。