2007年9月発売
制作・出演
カール・ニールセン / サイモン・ラトル / シュテファン・シュヴァイゲルト / ジョナサン・ケリー / パユ / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / マイヤー / ラデク・バボラーク / ラトルベルリン・フィル縁の才人ふたりをソロに、ラトルが取り持つニールセンの今世紀的展開。懐の深い立体的な描写の重なり合いを通して、ほのぼのとしたデンマークの日常すら想起される面白さ。20世紀から引きずってきた“ニールセン像”が書き換えられる。
“夜ジャズ”主宰者として活動するクラブDJ須永辰緒による、実践的コンピレーション。実際に須永がクラブ・フロアでかけることを想定している。流れのある構成とノリの良さで、このCDをかけっぱなしにしているだけで、フロアが盛り上がるだろう。
4年5ヵ月ぶりというオリジナル・アルバム。おいちゃんの世界は全然変わらない。しかし、「友の唄が聴こえる」に顕著だが、歳月を経たからこそ歌える歌への変化は確実にある。ツアー・バンドのバッキングも的確。サウンド・プロデュース兼ベーシストの河合徹三は元ラスト・ショウ。
中田ヤスタカ(capsule)プロデュースによるテクノ・ポップ・ユニットの5枚目のシングル。タイトルは“ポリリズム”(拍の異なるリズムを同時に演奏すること)だが、四つ打ちをベースにしたトラックはポップにしてストレート。三人の声質を活かしたメロディがいい。
セカンド・アルバム。例によってよくできているが、20年以上続く甲本ヒロトと真島昌利の双頭バンドとして、こぢんまりとまとまりすぎかも。ベーシストとドラマーがもっと自己主張したらベター。ラモーンズと軍歌をミックスしたような曲調の「むしむし軍歌」は面白い。
制作・出演
ギル・シャハム / クリス・ボッティ / グレゴリー・ブラウン / ザ・ファイヴ・ブラウンズ / ディーン・マーチン / デオンドラ・ブラウン / デザレー・ブラウン / メロディー・ブラウン / ライアン・ブラウン / ラフマニノフオリジナル・アルバムに対してつねにリミックス盤を出す彼女の定番的アイテム。2007年8月リリースの『Reflex』をSTUDIO APARTMENT、DAISHI DANCEらが手掛けた作品集。最先端なサウンドを楽しめるのはもちろんだが、ヴォーカリストとしての資質が光る。
ラウド・ロック・シーンで人気急上昇中のP.T.Pのファースト・アルバム。重低音の利いたギター・サウンドとアグレッシヴなリズム・ワーク、エモーショナルなヴォーカル・メロディのマッチングは圧倒的な完成度を誇っており、曲のアレンジもカッコいい。
デビュー以降急激に注目を集めているシンガー・ソングライターによるサード・シングル。サビに入った瞬間に大きく広がっていく旋律、欲しかったものに手を伸ばそうとする意思を綴ったリリックがひとつになり、聴く者の心をがっしりと掴む。それにしても、いい声。
あなたもどこかで耳にしたハズ! ラフォーレをはじめ数多くのCMとコラボレーションした楽曲が並ぶ本作は、田中ユウスケ、ケヴィン・ギルモア、及川リンら気鋭のクリエイターによるファースト・アルバム。聴き手に即座に浸透する透明感あるトラックはまさにプロフェッショナル!